局番のひみつ その2

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 せっかくなので、局番続きでもう少し書いてみよう。後ろ3桁は車体にも堂々と書いてある通番になる。だいたい年度をまたいでも通し番号になり、大型車で言えば100~799の枠を外れそうになったら、また元の数字に戻るということを繰り返しているが、番号の制約条件があまりなく、100~799は大型、800~899は中型という程度の条件しかないため、年によって方針はバラバラだ。

 101から始めるか100から始めるか、特別な車に特別な番台を与えるか、忌み番である下2桁の42と49をどのように飛ばすかについてはその年の担当者次第と言うほかない。悪く言えば行き当たりばったり、秩序がないと言える。良く言えば............

......

柔軟?

 昭和52年度まではワンマン・ツーマン兼用車の大型車は400~699を使うことになっており、ほとんどの車がここに納まっていたが、ツーマン専用車は既に時代の遺物となり、昭和53年度のF代より100~を使うように拡大された。せっかくなので、年度ごとの使用数字を並べてみよう。いかに年ごとに使い方を変えていったかが分かろうというもの。

標準 その他 中型
F(昭53) 101~335
G(昭54) 351~535
H(昭55) 111~319 2階建101~103 ミニバス801~813
K(昭56) 320~525
L(昭57) 526~734
M(昭58) 111~198
250~327
都市新200~232
N(昭59) 350~514 800~827
P(昭60) 515~620 都市新250~277 828~871
R(昭61) 621~757 都市新233~239 872~885
S(昭62) 100~156 都市新200~264 886~899
800~837
T(昭63)

315~416
478~505

2階建105
都市新300~314
851~866
V(平元) 513~595
634~663
2階建106, 107
都市新234, 245, 246
都市新506~512
都市新600~633
867~870
W(平2) 664~798
101~285
LPG試験100
超低床291~298
871~877
X(平3) 300~589 銀ブラ111~113
リフト591~598
都市新600~630
Y(平4) 631~798
110~144
2階建108, 109
Z(平5) 220~331 都市新332~377
A(平6) 401~448
451~472
482~546
2階建110
CNG450, 475, 476
リフト581~590
B(平7) 591~753 843~848
C(平8) 760~794
160~199
202~245
ノンステ200, 201 850~863
D(平9) 247~348 ノンステ202~222 864~872
E(平10) 350~379
422~439
ノンステ400~421, 440 873~893
800~808
F(平11) 441~464
G(平12) 894~896
H(平13) 100~194
200~263
300~323
K(平14) 465~629 CNG676~687
L(平15) 630~799
100~109
115~122
燃料電池111
M(平16) 123~263
N(平17) 270~420
P(平18) 421~538
R(平19) 538~641 ハイブリ111~115
S(平20) 644~

F・昭和53年度

 心機一転、100番台から使うことにしたが「101~」からのスタートで、決して「100~」ではない。しかしながら、今まで大型車を400~699の枠で収めていたときに、最初の数字である400を使っていなかったのかというとそういうわけでもない。このように、年度によって400からスタートしていたか、それとも401からかは異なっている(なんで同じ年度でバラバラになってしまうのかのほうが不思議だが)。ただ、昭和53年付近は401スタートが優勢だったようで、それに倣ったのかもしれない。

  • 400からスタート......M(昭41)、N(昭42)、S(昭43)、T(昭44)、V(昭44)~Y(昭46)
  • 401からスタート......K(昭40)、P(昭42)、R(昭43)、Z(昭47)※、B(昭49)~E(昭52)

※後年改番でZ400が誕生したが初期は存在しなかったため除外

G・昭和54年度

 F335まで終わって、次はG336からスタートかと思いきや、なんと15も飛ばして351からの開始となった。都営バスの局番は、ナンバープレートの番号と同じく、下2桁が42と49を飛ばす決まりとなっているため、336からスタートした場合に間に空き番号が挟まるのを避けたのかもしれない。

この処理も年度によってバラバラだ(都電代替で車の多かった昭和40年代は、42と49だけ避けてその間もぴっちりと使い切っている例が多い)が、前年のF代は細かく見るとU-F135の次はS-F151まで飛ぶ、D-F223の次はA-F251まで飛んでおり、まったく同じ癖と見て差し支えない。B~E代も同じポリシーであり、ここに、「B~G代の番号振りの担当者は同じ」と推測する次第である。ちなみにR-F192の次もA-F201に飛んでいるが、かなり虫食いを嫌う潔癖症な感じが見て取れる。

 ただし、この辺りから、42, 49を避けた後の始まりの数字は51ではなく50になることが多くなる。

H・昭和55年度

 H代は536から始めればよさそうだが、なぜか111からスタートになってしまった。H代は200両程度のため、799までに収まりそうだが、実はこの時点では一般大型車は100~699の枠しかなく、そのまま詰めたのでは699を超えてしまうためだろう。今から考えれば100に戻ればよさそうなものだが、同じ代で戻ることは近年にはなかったので、あまりしたくなかったのだろう。

 101から開始になっていないのは、昭和56年開業の台東区の2階建てバスに101~103を使ったためだろう。一般車は110からではなく111からだったり、42と49の避け方のクセがG代までと同じことからも、G代までと同じにおいを感じる。

K/L・昭和56/57年度

 ようやくまともな続き番号になった。42と49の避け方は今までと同じだが、700番台に突入したところが異なる。700番台は昔の名残でワンマン専用車ということになっていたが、昭和47年度のわずか4両しか存在せず、それも昭和53年には除籍されたため、空き番台になっていたのを有効活用したのだろう。これで番号は734まで進んだ。

M・昭和58年度

 735からではなく、もう一度111からのスタートとなった。代の途中での一周を避けたのだろう。H代と同じく111なのは2階建てとして101~109を避けるためである。42と49の避け方は今までと同じ。

 M代と言えば[都01](渋谷駅~新橋駅)の開業とともに入った都市新バス車であるが、一般車の間に挟まるように200~232の番号が与えられた。ここで注目したいのは、途中の番号とはいえども201ではなく200からのスタートとなった点である。久しぶりの00スタートだが、何か心変わりでもあったのか、それともこの部分は担当者が別になったのやら?

 この「200番台都市新バス」は、しばらくの間、付番に影響を与えることになる。

N・昭和59年度

 M代は327までだったが、N代は350からのスタートとなった。ここはF代とG代の関係と同じだが、351からではないところに少しばかりの違いを感じることができる。細かいところだと、498の次が501になっていて、ここだけ間が空いているのが面白い。(後年、ここには貸切転用車が改番してできた499が押し込まれた)

 また、この年度から中型車が導入され始めた。ミニバスが廃止された後の空いていた800番台を使うことになったが、ここの始まりは801ではなく800であるのが今までとの違いである。

P・昭和60年度

 一般車は514の続きで515からのスタートとなったが、昭和61年3月開業の[都02](大塚駅~錦糸町駅)用の都市新バス車は一般車とは全く異なる250~が与えられた。M代に続き、都市新バスは200番台を使うことにするという意思が見える。

 中型車も多く導入され、871まで進んだ。ここでも42, 49は番台ごと避けられ、W-P841の次はF-P851まで飛んでいる。ここでは51スタートに戻っているが、それは一般車も同様で、K-P535の次はL-P551である。年度ごとに50と51は一定しないようだ。その割に、なぜ都市新バスは250から始めたのやら。

R・昭和61年度

 一般車は完全に続き番で、順当。ちなみにM-R641の次がV-R650なのに、V-R737の次がT-R751とポリシーが違っているのはどうかという気もする。

 都市新バス[都01]の増便に伴い増車がなされたが、番号はM232の続き番である233~が振られた。都市新バスは完全に独立した扱いがなされており、今の一般車と都市新バスの区別がなくなったご時勢とは大違いである。

とりあえず今回はこのへんまで。

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このページは、plutoが2008年11月 3日 00:44に書いたブログ記事です。

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