予測の結果。

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選挙も終わったので、前回の予測の振り返り。

選挙特番は基本的にNHKつけっぱなしだったが、新聞社は社説や見せ方の微妙な差が面白かった。特に唯一与党・その他・自民と議員獲得グラフを3色分けし、1面に「改選第1党」という見出しにならなかった朝日新聞が・・・。(他大手紙は見た限り、全て与党-野党の2色分けで野党が半数を超えたことが分かりやすくなっている)
「なぜ菅首相/民主は失敗したか」も微妙に異なり、日経なんかは消費税増に賛成の立場を取っていただけに、中途半端な議論で八方塞がりになった現状を嘆いている感じ。

民放・NHKとも、20時時点での予測は自48-民48程度だったが、実際はそれよりも大きく差がついたのも興味深い。出口調査の限界だろうか。

1人区
予測 自18-民11
結果 自21-民8
→決定的な分かれ目となった。山梨はギリギリ通ったが、青森・栃木・徳島辺りも軒並み落としたのは予想より酷い。

2人区
予測 自12-民12
結果 自12-民12
→ギリギリのところもあったが予測通り。民主2人擁立は、比例票の底上げを考えればムダではなかったのかもしれないが、各県連としてはどうなんだろうか?

3人区以上
予測 自6-民6-公3-み4-共1
結果 自6-民8-公3-み3
→都市部はそこまでは酷くなかったが、それでも神奈川・千葉は1だけで、2取れたのは伝統的に強い愛知だけ。公明は苦戦かと思っていたがF票もあったのか、底力を発揮して予測通り。さすが選挙には強い。さすがに東京1は予測が下すぎたか・・・レンホーからの票回しで民2人は固く、その分共産が追い出された感じ。退潮の社民・共産と比べると、支持層の堅さと規模の違いを感じる。

比例
予測 民主16-18、自民12-14、みんな6-7、公明5-6、社民1、共産3、国民新0-1、たちあがれ1、新党改革1
結果 民主16、自民12、みんな6、公明6、共産2、社民2、国民新0、たちあがれ1、新党改革1
→おおむね予測値内だが、自民13議席目と社民2議席目をギリギリ競って社民2になったのがハズレ。実は自民は2007参院の惨敗したときの比例14よりもさらに低く、政党支持率は食われたままになっている。ただし、民主も2000万を割っているのは結党以来の低さと思われ、みんなに流れたことがうかがえる。

結果

予測 自48-50、民46-48、公明8-9、みんな10-11、社民1、共産4、国民新0-1、たちあがれ1、新党改革1。
結果 自51、民44、公明9、みんな10、社民2、共産3、国民新0、たちあがれ1、新党改革

結論としては、一人区の外し方で決まってしまった感じ。一番差がつきやすいところはここなんだと改めて感じる。みんなの党も凄い。東京・千葉で取れるとは思わなかった。この勢いを次にどうつなげるかがポイントになりそう。新党さきがけみたいになってしまうか、うまく拡大するのか・・・。

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このページは、plutoが2010年7月12日 23:27に書いたブログ記事です。

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