前の続き。
何せ広島にまともに行ったのは14年ぶりで、路面電車に低床連接車(グリーンムーバー)が大増殖していて驚く。かねてから市内の中心部を貫通し、宮島線に直通する2系統は連接車が入っていたが、なかなかの頻度でやってくる。100万都市の市内交通需要を路面電車で捌くのはなかなか大変な面があるかもしれないが、基幹系統に連接車を集中投入することで、需要にこたえているのだろう(2系統は原則として単車での運行はない模様)。ただ、乗り降りのスムーズさはどうしても気になるところだが、後でwikipediaを見ると平成23年目途で信用乗車制度を導入するとのことなので、これが一つの試金石になりそうだ。
▲バスセンター(そごう)前。こう見ると長い
中心街に作られた地下街シャレオを抜けて球場へ。人ごみを避けて入口までアクセスできるのはいいが、市民球場が移転したら球場前の立派な地下街入口はどうするのだろうか。再開発待ち?
地下街の終点、球場に上がる出口の前には上のような壁画のようなポスターがある。ナゴヤドームや横浜スタジアム(地下鉄関内)、マリンスタジアム(海浜幕張)にも同じような球団応援ポスターがあるが、なかなかセンスが超越しているような......。
ちなみにシャレオの由来は「おしゃれ」をひっくり返しただけというのみ秘密。コンサドーレ札幌やヨネッティ王禅寺よりスゴい気もするが秘密。
広島市民球場は本当に市街地の真ん中にある。いまどき珍しい立地になってしまったが、これも今年限り。球場も14年ぶりだったが、中はあまり変わっていない。それぞれの出入口と客席入口がほぼ直結になっていて、球場内の周回通路がないのはさすがに厳しいか......。
広島-ヤクルト戦。客はなかなかの入り。ただSS席でも4,000円で買えて、しかも当日券が直前に購入可能というのはなかなか嬉しい。
広島市民球場の大型ビジョンは、塁に出た選手が緑色で表示される。これ、ほかの球場ではあまり見たことがない。なかなかよい試みだと思う。ただし、書体がまんまMSゴシックとMS明朝というのは大変いただけないので、新球場のビジョンではよりデザインについて再考を促したい? ところ。
14年前に見た広島-中日戦も、確か序盤に広島が8点か9点くらい大量リードしてたのが途中で中日が打者一巡で中盤から追い上げたなぁと思っていたら似たような展開に。しかし最後は粘って12回であえなく引き分け。チャンスは何回もあったが、残念ながらあと一歩がどちらも出なかった......にしても、途中で雨は降ったりしたが、 1回で2.5試合分くらいの密度はある見ごたえのある試合だった。
引き分けだとヒーローインタビューも何もないのが残念。
おまけ。
回の途中でグラウンドに現れたドナルド教祖。YMCAにあわせてアメリカンな振り付けで踊っていたが、なんかタイアップでもしているのだろうか。
選手登場時(投手交代、代打etc.)に出る表示。球団ごとに特色があって面白い。選手名のちょっと斜体をかけた新ゴというのが、何ともいえない'90年代前半っぽさを醸し出している。
3回ごとに現れたカップヌードル軽トラ。近寄ってみると、栄養成分表までパッケージを完コピーしている。これもスポンサー活動の一環なのだろうか。12回終了後も3塁寄りに停まって展示していた。なお、残念ながら湯気は出ない。
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