先ほどの乗車記の続きになります。根岸ルートを降りた後は、「北めぐりん(浅草ルート)」に乗車しました。この系統は吉原大門(よしわらおおもん)停留所から台東病院まで無停車で走ります。そのルートが区のホームページ上ではわかりづらく、興味ある系統です。
台東病院を出発した浅草ルートは従来通りのルートで浅草松屋西・浅草駅と連続停車するのですが、分断前から浅草駅からの乗車が多く清川1丁目までは車内に立ち客も出るほどの混雑になりました。しかも、この乗客は観光客ではなく今戸・橋場・清川地区在住の住民なのですからいかにこの場所が陸の孤島であったかが良くわかる混み様です。
そもそも台東区循環バスの「めぐりん」はこの「北めぐりん」から始まり、その目的はいわゆる今戸・橋場・清川と言った「浅草北部地域」の交通不便を解消する目的で設定されたものですからこの混雑は納得です。吉原大門からは直進して北めぐりん(根岸ルート)と同じ道を途中まで進んだ後左折して吉原の歓楽街の真ん中を通った後、グリーンベルトのある
花園通りに入り、千束三丁目付近で根岸ルートや区間延長した南めぐりんと同一ルートとなって台東病院へ戻りました。
花園通りに回った理由は、台東病院構内のバス停に右折で進入するのを避けるためかと思われます。
この、吉原大門と台東病院の間もかなりの距離を無停車で走ったのですが、心情的にはこの区間にもう1つ停留所を設けてほしい所です。
しかし、道路幅や駐車車両の多さなどで設置困難だと経路変更でもしなければ困難だと思います。
実証実験なのですからこの半年間の間に色々とデータの収集をしてほしいと思いました。
また、混雑区間の浅草駅〜清川1丁目間は区間便の増発も必要でしょうが、結構この区間を越えて乗り通す人もいるので、現状が妥当だと思います。
また、改変初日という事もあり、分断を知らずに清川から三ノ輪・根岸方面へ向かう人が乗り継ぎが必要と聞いて愕然となる場面もありました。
この系統は1周30分という事もあり、途中での乗務員交代はありませんでしたが、
生涯学習センター北は通らないので、どこで交代するかは不明のままでした。
可能性としては都営時代に交代していた二天門あたりでしょうか。実際見ていないので詳しい事はわかりません。
ただ、乗ってみて思ったのは前述した区間以外は空いていたという事です。
ただ、交通不便な地域を通る、この「北めぐりん」と「南めぐりん」「ぐるーりめぐりん」の3系統で都営の東42乙は大減便されてしまいました。
東42乙も、赤字前提で台東区補填を受けながら走っていたのですが、「めぐりん」の便利さの前に白旗を上げた格好です。
台東病院で浅草ルートを降りた私は次の系統に乗り換えました。
これについては次の投稿で取り上げます。