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おはようございます、急行06系統ですが愛称に「江東深川シャトル」と付いているように、区の要望で設定された路線のようです。
この場合、他の路線と異なり同一区内単独で完結するルート設定をする場合がほとんどです。現在は日立自動車が運行する台東区の「北めぐりん」も、当時は交通局の南千住営業所が運行し、「台東01」という系統番号(表示はしていなかった)が設定されていましたし、墨38は墨田区の本所地区と向島地区を直結するバス路線が欲しいと、赤字を墨田区が補填する形で実現した系統です。
急行06もこれと同じように江東区が青海地区と深川地区を直結し、深川地区の区民が気軽に青海地区(ひいてはお台場)方面に出かけられるよう「急行」として設定されたものです。
ですから、路線設定時に江東区内で完結させる必要があり、森下駅発着になっています。折り返しも、森下駅終点で乗客を降ろすと新大橋通りに右折し(右折して終点だったらすみません。誤りです)、最初の信号を左折し、さらに江東・墨田区境の狭い道路を通り、清澄通りへと左折し、始発は「門33」の豊海水産埠頭行きのバス停と同じ場所に止まります。
今回の豊洲駅停車は「ゆりかもめ」の延伸や「ららぽーと豊洲」の開店など発展めざましい事を考えると当然の事と言えるでしょう。
また、今回新ルートとなった有明北橋経由ですが、「ゆりかもめ」の下を走るルートであり、築地から移転してくる豊洲の魚河岸やテニスの森を通ることになり、こちらも将来の開発・発展を見越した先行投資型ルートと言えるでしょう。
しかし不思議なのは、ここまで「区内」にこだわっておきながら担当は「江東区」内にある「深川」ではなく、墨田区にある「江東」であることです。もし、担当営業所も含めて「できるだけ区内」と言うなら墨38は江東、急行06は深川が妥当なのですが、森下基準で出入庫の利便性を考慮した結果が「江東」担当だったのかもしれません。また、回送の距離でも江東の方が有利だと思いますし、深川担当だとしたら、朝の1番バスは豊洲駅始発となるでしょうが、急行だけに利用者は未知数だと思います。
また、こういった政治的な色合いを無視すればバンビさんのおっしゃるとおり墨38との直通運転もありでしょうが、ここは両国駅止まりが無難でしょうね。
また、錦糸町駅まで延長すれば非常に使い勝手の良い路線になります。
できれば、ここには総武線のガードを通る路線がないので、手狭ですが錦糸町駅の北口行きなんてどうでしょうか。どちらにしても政治路線ですので残念ながら実現の可能性は薄いです。
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