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こんにちは。先週の頭、ウワサの(?)千代田区コミュニティーバス「風ぐるま」に
乗車してきました。
ちょうど朝に千代田区役所のほうに用事がありまして、それを済ますと
時間は9時15分ほど前。ふと区役所の前を見ると、「風ぐるま」というデザインの
車が何台か止まっていました。ちょうど脇に時刻表と路線図が貼ってあって
それを見ると、これから行こうと思っていた御茶ノ水への路線があることが発覚。
始発の時刻も9時ぴったりということで、利用してみることにしました。
「風ぐるま」は、千代田区が従来走らせていた福祉タクシーを乗り合い化した
もので、運行は日立自動車交通に委託しています。
都営バスが地下鉄に押されて路線網が壊滅的に少なくなっていく中、障害者・
高齢者がターゲットとなっています。福祉輸送に特化したものと言えるでしょう。
狭い道にもずんずん入っていくルートのため、車両は9人乗り? のワゴン車を
使用しています。もっとも、誰でも乗車することが可能です。
昨年夏に系統を増設し、現在は「駿河台・四谷便」「内神田・富士見便」
「秋葉原・麹町便」の3系統からなっています。乗車は100円(福祉施設利用者の
場合は無料)、第2・4日曜と祝日は運休。全系統とも区役所が起終点となります。
「駿河台・四谷便」などは、大江戸線改編で廃止された茶81の千代田区北部を
コミュニティーバス化したようなルートとなっています。
8時50分ごろに女性乗務員氏が現れ、御茶ノ水のほうに行きたい旨を告げると
こちらに乗ってくださいとのこと。ワゴン車の自動ドア(新鮮…)が開き、
出入り口脇の小箱に100円を投じました。
9時定時に出発、靖国通りを右折して神保町に……と思いきや、専修大の交差点を
左折、少し行ったところを右折して突然狭い道に入り、西神田コスモス館、
高齢者センターと停まります。結構余裕を取ってあるようで、各停留所では
必ず停車して、30秒〜1分ほど停車していました。そして靖国通りに戻ると
今度は須田町のほうまでずっと進み、昭和通りを越えたあたりで右折、狭い道に
入ったらまた右折して一本南の広い道に出ます。
まっすぐ進むと、神田駅の南口に突き当たりました。停留所自体はここにはなく、
鍛冶町一丁目か次の総合体育館を使うことになります。そのまま進んで
竜閑橋交差点を右折、また美土代町あたりの狭い路地に入り込んで
「中小企業センター」に停まり、ここでプレートを「内神田」から「富士見」に
変えました(連結運転のようなものらしい)。
この後は本郷通りに出て、駿河台交差点を直進、そのまま……行くはずもなく、
左折して狭い路地に入り、日大理学部の角を曲がり、歯科病院の角を左折して
「日大駿河台病院」というところで降りました。もうここは丸善の裏手なので
御茶ノ水駅まではすぐのところです。
千代田区役所からは30分を要しましたが、広い道路狭い道路とバラエティに
富んでいて、非常に面白いものでした。100円というのもリーズナブルです。
閑があったら、他の便にも挑戦してみたいところです。
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