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▼ガタリさん:
はじめまして。
まず、現状ですが、東京都の島の部分(島嶼部)のバスは以下のようになっています。
大島……大島旅客自動車株式会社(旧東海汽船)、民営、緑ナンバー
新島……新島交通?、緑ナンバー ※無料の島内巡回バス
神津島……神津島村営、公営、白ナンバー
三宅島……三宅島村営、公営、緑ナンバー
※都営バスの除籍車が使われていますね
八丈島……八丈町営、公営、緑ナンバー
父島……小笠原村営、公営、白ナンバー
※あまり知識がないので、事実誤認や抜けがありましたらご指摘下さい>皆様
現在、都営バスは、離れ小島のエリアとして、青梅市を中心にバスを走らせています。これは終戦後すぐに多摩地域の振興を目的として走らせたもので、民営バスでは採算を考えれば路線を開設してもらえないという事情もあったのかもしれません。公営事業者による公共性を優先しての出来事だったのではないかと思います。かつては八王子にも同様の路線がありました(八王子〜立川〜新宿)。
これらの路線については、今から25年くらい前に沿線の自治体と協定を結び、運行による赤字分については沿線が負担するということになっています。
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今の世の中においては、バスを事業として運行するにはいくつかのやり方があります。上のリストではほぼ全ての島内バスが公営となっていますが、これらは都営バス(公営企業)のような独立採算制ではなく、公的補助を前提とするシステムで、そもそもの思想が異なります。
白ナンバーとなっているのは旧80条バス(自主運行バス)と呼ばれているものですね。普通は白ナンバーは路線バスとすることはできませんが、公共の福祉を目的に特例で走らせているものです。
この辺りの話は、自分もあまり詳しいわけではないので、詳しくは、
http://bus1.gozaru.jp/041jichi.html
http://orient.genv.nagoya-u.ac.jp/kato/bus/rural/kasobus/kasobus.htm
この辺りを参照ください。ちょっと難しい用語が多いですが……
※↑のページでは廃止代替バスとしての自治体運行のバスについて触れられていますが、そもそも既存路線が走っていたわけではないので、「単純に過疎地にバス路線を引いた」というように適宜読み替えてください
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何の前提条件も考えないとしたら、東京都の中の話であるため、都営バスとして走らせることは不可能ではないと思います。
ただし、「都営バス」として走らせるための大義名分が必要になるかと思います。既に公営バスとして走っている地域が大多数である以上、ガタリさんは、この部分についてはどのような理由づけが良いと思うでしょうか?
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