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[草63]と[草64]の歴史
その1
昭和22年5月、[8](後に路線統合し[9]系統、王子駅〜浅草)が開通。
昭和27年7月、[43](巣鴨駅〜浅草)が開通。
これがそれぞれ[草64]と[草63]の原型となりました。昭和20年代はいずれも浅草寿町が終点だったようですが、現在とは経路が逆転しており、[8]は国際通り経由、[43]は吉原大門経由でした。
浅草寿町の操車所を使って折り返していたものと思います。
(図左、昭和30年11月現在)
その2
昭和32年1月、トロリーバス[104](池袋駅東口〜王子駅〜浅草寿町)が開通、[9](池袋駅東口〜王子駅〜浅草寿町)が廃止。
同時期に[43]は国際通り経由に変更し、[43乙](池袋駅東口〜巣鴨駅〜吉原大門〜公園六区〜浅草寿町)を開設。
トロリーバスが開通することになり、代替で[9]は廃止されました。ただし、トロリーバスは馬道一丁目(浅草警察署)から南側をループ状に折り返す経路となりました。これは、既存の言問通り上のトロリーバス(上野〜今井)を活かすのと、浅草に適当な折り返し場所がなかったのと色々な理由があるのではと思います。
[43]はトロリーバスとの経路競合と[9]の廃止区間代替もあり、国際通り経由に変更されました。ただし、そのままでは大関横丁〜馬道一丁目にバスがなくなるため、1日2本程度[43乙]を運転させていました。都営では珍しい免許維持です。
また、同時期に、[43]は浅草雷門を回る経路に変更されました(終点は浅草雷門)。これで、[43]・トロリーバス[104]とも、池袋側から見ると六区と雷門を回るルートとなりました。
(図は昭和35年10月現在)
その3
昭和43年3月、トロリーバス[104]廃止、代替で[604](池袋駅東口〜王子駅〜浅草雷門)が開通
昭和45年7月、[43乙]廃止
トロリーバスが廃止され、再度バス路線になりました。トロリーバスの経路に忠実になぞったせいか、浅草寿町を寄る経路ではなく、浅草雷門発着の扱いとなっています。[604]はその後を考えると一旦雷門で運転を打ち切っていた可能性が高いと思うのですが、どうだったのでしょうね。
(図は昭和46年4月現在)
【k63_1.png : 56.4KB】
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