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こんにちは。
>規模の大きさを測る基準は難しいですが、
>私が普段考えているのは、
>所有台数、輸送人員、路線総距離の順ですね。
色々と資料を見てみたら、交通局90年史の中に「10都市交通事業の比較(平成
12年度決算)」という表がありました。札幌・仙台・東京・川崎・横浜・
名古屋・京都・大阪・神戸・北九州の10の公営交通のデータが載っています。
順位で並べ替えると、車両数は
1.東京都 1,666
2.名古屋 1,235
3.横浜市 1,018
4.大阪市 925
5.京都市 759
6.仙台市 641
7.神戸市 639
8.札幌市 384
9.川崎市 358
10北九州 158
1年の乗客数は
1.東京都 2億6165万人
2.横浜市 1億6866万人
3.名古屋 1億6120万人
4.大阪市 1億4126万人
5.京都市 1億2283万人
6.神戸市 9581万人
7.川崎市 5265万人
8,仙台市 5062万人
9.札幌市 4342万人
10北九州 1036万人
(営業キロは不明)
>
>それにしても都営交通の方もおっしゃっていましたが、
>昔と比べると都営バスも規模が小さくなったそうですね。
>(私にとっては、大江戸線全線開通時の
> 都03の短縮と杉並→深川の移管が一番残念です。)
>やはり最盛期は1970年代でしょうか?
>
営業キロ自体は昭和44年度の957.3kmが最高記録です。これ以降23区の端へと
伸びる長距離路線が整理された結果、昭和53年度末には785.5kmに減るのですが
それ以降はほとんど減っていないのが特徴的です(実は乗降人員が多かった
バブル期よりも30kmほど増えています。臨海部の路線の発展によるものでしょう)。
車両数は昭和48年度の2167両が最高です。路線を整理しなければならないところに
大量の都電代替新車が入ったために、昭和42からの6年で660両も増加しています。
これが昭和60年までに急速に減ったあとはしばらく1600両を維持していましたが
大江戸線改編後で1600両を大きく割り込みました。
乗客数は昭和47年度の129万8千人/日が最高で、これも上記の理由と同じです。
ただし都電からの逸走は大きく、昭和54年度に100万人を割り込みました。
それ以降はバブル期に一旦回復して平成3年に91万5千人まで増えますが、
以降は漸減、そしてこれまた大江戸線改編後の近年の減りが大きいです。
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