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ご無沙汰しております。
情報ありがとうございます。
これ、読み進める前は「5路線のうち1つを選定して本格運行するのか」と思っていたら、進めていくうちにどうも5つ全部を実証実験を行い、平成23年度末に評価する、と言っているように見えますね。
……本気なのかどうか、なかなかの大盤振る舞いです。
p.33の、「路線バスの運行内容改善の要望」に対して、「これまで、区が要請を行っているものの、事業者の経営状況等から、根本的な改善は難しい状況です。」というのが涙を誘います。というか単純に受託事業者になりたがらないのではという気もします……。
・芝ルート
基本的には日比谷通りを直進という、昔の都電37からの流れを継ぎそうな感じです。東京港口〜金杉橋だけ第一京浜経由なのは、[東90]廃止以降この区間から公共交通がないことに対応しているのでしょう。
新橋四丁目〜西新橋二丁目の間で桜田通りに大きく迂回しているのは施設対応でしょうが、ちょっと欲張りな気も。
新橋側は[渋88]・[都01]と競合しそうです。
・麻布ルート
何か2つのルートをムリヤリ1つにまとめたみたいですね。8の字状です。
全体的に[橋86]と思いっきり競合ですが、あそこまで本数が減った現在仕方がないのかもしれません。
ここまでするのだったら東京タワーに寄らせたほうがいい気がしました。
・青山ルート
最も線形が素直ですが、六本木ヒルズ発だけ南青山7から日赤医療センターまで往復しているのが目を引きます。
しかし、今更このような引き方はどうなんでしょうか。青山一丁目から東側は赤坂ルート、表参道駅〜北青山3はハチ公バスがあるため、大きなインパクトはあまりなさそうな気がします。
区を気にせずに四谷駅あたりに接続したほうがありがたいのでは。
・高輪ルート
全体的に[品93]・[反90]と競合。
高輪支所がどの程度重要な施設なのかというのにもよりますが、それ以外のJR駅へのアクセスは既に既存路線で達成されているため、新規のインパクトはこれくらいのような気がします。
また、品川駅東西分断というのはどの程度問題性があるのでしょう。
田町駅だったら、従来の[田70]が廃止され、東口側に港区スポセンがあったという理由で復活するのは分かるのですが、品川駅の場合は従来から分断状態だったうえ、八ツ山踏み切りを回ってまで高輪から港南口に回る需要がどの程度あるのか謎です。
・芝浦港南ルート
全体的に[田92]・[田99]・[品99]と競合。
一番競合度合いが大きそうな路線です。注意深く既存路線とかぶらないような設定になっていますが、かえって大回りになっているだけのような気がします。結局のところ品川・田町に出るという部分で、役割は既存路線と重複します。
芝浦埠頭駅を終点とするのが目新しいです。乗り換えてお台場に行けますということでしょう。新しく引くのは芝浦アイランドタワー近辺くらいです。
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