▼元バス会社員さん:
コメントありがとうございます。
前の投稿で書かれていた出入庫をむやみに増やさない項については同意できるのですが、こちらの共管のデメリットについては「できない理由」ではなく「やりたくない理由」の列挙であり、どちらかというと同意できかねます。
運用する側のデメリットとして、
・乗務員が覚えきれない
・責任の所在があいまいになる
ということを挙げていますが、仮にそういった要素が重視されているのであれば共管は全滅していてしかるべきですが、現実には都営バスでもいくつかの系統で行われており、近年でも設定例がいくつか見られます。
(たとえば、そもそも1〜2運用しかなく本数の少ない系統の場合、乗務の回ってくる頻度は同じになりますが、それが直接廃止の理由にはなりませんよね。)
また、京都市バスは早朝・深夜の他営業所による代走を行っていたり、大阪市バスや西鉄など、共管体制を多く敷く事業者も存在するなど、メリットがデメリットを上回っているからやっているのではないかと思います。
都営でも、一時期は[上26](上野公園〜今井)分割時に、上野公園〜亀戸駅の始発便を臨海が担当していたことがあったかと思います。それ以外でも都営では共管は割とポピュラーな手段ですが、代走は都営バスにおいてあまり文化として根付いていないだけなのではないかと思いました。個人的には、無駄な回送を行うよりは、やってもいいことなのではとおもっています。
※昔の新宿まで行っていた時代の[都03]でも、始発代走を深川がすればいいのにと思ったこともありました
>ちなみに営業経費の話をさせていただくと、回送を営業化して所要時間が延びた
>場合、仮にそれが1分だけだったとしても、一日の運行回数(仮に30往復)×
>年間365日×分単位の人件費(仮に20円とします)=438,000円 となり、
>一回の運賃を200 円と算出して単純計算しても「2190人」乗車して収支トントンと
気持ちは分かるのですが、例示として不適切な気がします。
2190人というと絶対数は多く見えますが、1便あたり2190/365/30=0.2人乗車していれば良いということになり、実現可能性があるように見えますが、いかがでしょうか。
正確には、15分営業時間が増えるので各便に(15*0.2)=平均3人以上乗ることが必要、とかそういう話になるのではないかと思います。