日暮里舎人新線の場合、この地下鉄建設が運営するというよりも、実際は
何らかの会社を作って(もしくは東京都交通局が運行?)運行するのではと
思っていたのですが、どうなのでしょうか。
さて、
kentaさん:
そういえば、舎人新線とバスの話が出たのは久しぶりですね。
一般的に、影響を与える鉄道新線が開通した場合、従来のバスは
次のようなパターンが考えられます。
1a.路線はそのまま、バスの強みを生かして運行
(りんかい線−京急・[井30]など)
→都区内では珍しいパターンかもしれません。何らかのアドバンテージ(運賃・
小回りが利くetc)がないと苦しいです。
1b.路線はそのまま、減便・枝線の整理
(大江戸線−門33・都02)
→バスによる輸送が根付いている場合や、微妙な平行具合のときにも。
2.平行区間を短縮・経路変更
(新宿線−錦28/りんかい線−海02…)
3.廃止
(大江戸線−田70/有楽町線−東18…)
もちろん、1から2・3へと移行することもありえます。
これとは逆に、中途半端な行き先が新規の鉄道駅に接続したり、途中で
クロスすることで乗客アップが見込めることもあります(たとえば、有楽町線
開業時に上58の乗客は江戸川橋・護国寺接続で微増しました)。
足立区の計画では、東43の江北駅までの延伸が見込まれていますが
こうすることで多少の乗客増が見込めることと思います。
で、里48ですが……完全に平行していることを考えると、常識的には
3.の廃止でょうね。経路変更もしにくいですし(王子駅〜江北駅[江北4]〜
足立流通Cとかしたら面白いですが)、日暮里駅から伸びる形態のため
短縮もしにくいです。駅も割とこまめに設けられており、速達需要+
ローカル需要の合わせ技でバスを残すというのも苦しいです。
ただ、バスの強みというのが唯一あるとすれば、運賃でしょうね。舎人から
日暮里駅まで新線が200円で行けるとはどう考えてもムリがあり、ゆりかもめの
水準で行けば倍近くになるのは避けられません。
運賃の安さというメリットがどこまで生き残りに影響をもたらすか
興味深いところではあります。