グリーンライナー・グリーンアローズといった都市新バスの愛称ですが、全く都民・利用客に親しまれていないように感じます。
運転手や利用客が愛称を口にしたのを一度も聞いたことがありません。
利用客の公募により決定した愛称ですが、全く定着していない以上、何らかの見直しが望まれます。
現在のカタカナ語の長いネーミングから、ひらがな3〜4文字の簡潔で子供にも親しまれる愛称にする、または愛称を廃止しても良いように思います。
かつては都市新バス車両を一般系統で使用する場合は、愛称を隠したものですが、最近は表示したままの車が目立ちます。
渋88や都06に『(都01用の)グリーンシャトル』表示の車が来たり、都06に愛称のなしの『ノンステップバス』表示の車が来たりで、あまり愛称にこだわらなくなったようです。
都市新バス登場当時は、エアサスにハイバックシートで、一般車から見れば高級感が漂う仕様でした。
一般車がアナログ時計だった当時、新バス車だけはデジタル表示の時計でしたし。
新バス車のハイバックシート廃止や一般車のグレードアップにより、新バス車と一般車の格差がほとんどなくなっています。
私は車両のことはよくわからないのですが、都市新バスの愛称を表示してあっても、一般車と全く同一仕様の車も多いようです。
『待たずに乗れる高頻度ダイヤ』がセールスポイントだった都市新バス系統にも、車間30分以上の系統が出現しました。
『ハイグレードな専用車両』についても前述の通り一般車との格差がなくなりました。
こうした現状を考慮しますと、都市新バスは、バス復権という初期の目的をある程度達成し使命は終えたといっても良いのではないでしょうか。
だだ系統番号については充分に利用客に浸透・定着している現状から特に変更する必要はない、とは思っておりますが…。