▼アルコさん:
都バスのラッピングバスは、平成12年4月に始まりました。
都バスでは車体全体をラッピングするフルラップ、一部だけをラッピングするパートラップのどちらもラッピングバスと呼びますが、都バスでいうパートラップに該当する車体側面の広告を都バスより早い時期にアルミ板などを利用した差込式から、ラッピング素材に類似したステッカー式に替えていた事業者があるのではないかと思われます。
石原知事が口にしたことがラッピングバスが有名になったきっかけだと思われますが、ラッピングに使用している素材そのものは都バス以前から利用していたバス事業者があるのではないでしょうか。
また、厳密にはラッピングとは呼びませんが、車体全体を塗装してしまう広告バスや路面電車などは国内でもかなり昔から存在していました。
都営交通は国内初とか、世界初といった宣伝文句をほとんど使わず、独自に開発した商品や機器などに対しても版権の主張や使用料徴収などをほとんど行わない事業者です。
それどころか、他社に対して独自に開発した機器の使用を積極的に認める(それが公営交通の役割であるという立場をとっているためだと思われます。)事業者ですから、国内初のラッピングバスが都バスなのか?というのは難題ですね。