私は仕事帰りだったのですが、最寄り駅の九段下駅で東西線(を含む東京メトロ全線)が動いていないことを知り、九段下(旧日債銀前)から[飯64]小滝橋車庫行に乗り、目的地の高田馬場駅に向かいました。17時台で、発車時刻は約15分遅れでした。この時点ですでに「満員」。
次のバス停からは、降ろした人数だけ乗せたため、主要なバス停ではかなりの積み残しが生じました。車内では渋滞と満員のイライラで乗客が殺気立っており、すべてのバス停に一旦停車して「満員」を外部スピーカーで詫びる運転手に対して、車内から「運転士、通過しろ。これ以上乗せたらしばくぞ」と罵声を浴びせる者や、幼い子どもの泣き声に「うるせーガキ、黙らせろ」とわめく者などがおり、この程度の地震でさえも苛立ちを抑えられない一部乗客に対して私は非常に腹が立ちました。一方で「運転士や子どもに文句言っても仕方がないだろ。みんな我満してるんだから、大人なら大人らしくしろ」と反論する客もいて、なかなか普段のバスでは見られない光景を目の当たりにしました。緊急時に、乗客をうまくなだめながら冷静に対応されている運転士さん、本当にご苦労様です。
高田馬場駅に近づき、西武新宿線(下り)が動いているのが前窓から見えると、バス車内では驚きの声があがりました。「西武線は田舎並みのダイヤだからな」という誰かの声で、車内の空気が一気に和みました。
なお、対向の[飯64][上69][学02]も、本数は少ないものの走っており、あちらも満員状態。また、都電早稲田駅では長い行列ができていました。