大昔の話で恐縮なのですが、昭和20年〜22年頃の東京都公報を見たところ、都営バスに関する記述をいくつか見つけましたので書き込みます。このころの事業概要はほとんど残っていないようなので、多少の参考になればと思います。
○昭和20年4月1日 都告示170号
4月1日付で大島自動車営業所・浜松町自動車営業所を廃止。
交通局60年史では共に昭和21年4月1日の廃止となっていますが、公報上では20年4月1日付けの廃止になっています。私もこの掲示板に浜松町は21年に廃止、と書き込んだ記憶がありますが、それは誤りだったようです。
○昭和20年11月15日 都告示439号
6月16日付で目黒・小滝橋・新谷町・品川・練馬自動車営業所を廃止。
5ヶ月遅れの告示になっています。
○昭和21年4月2日 都告示146号
4月1日付で小滝橋・練馬・新谷町を再開
○昭和22年2月15日 都告示79号
2月15日付けで以下の系統を新設
102 東京駅〜新宿駅〜荻窪
10 王子〜西新井大師
以下の系統を廃止
5 新宿駅西口〜堀ノ内車庫
10 王子〜荒川土手
23 荒川土手〜西新井大師
5系統が一旦廃止扱いになっているのですが、23年度の事業概要には5系統の記述があり、新設したという情報もないので23年3月までには復活させたのでしょうか。
10系統は21年3月の新設時には(21年3月の事業概要によれば)田端新町2・小台経由となっており、キロ程も5.740kmと長めになっています。23系統は22・24系統が21年8月の開業ですから、そのころに開業したものと思われます。なお、そのころ発行された「コンサイス・東京都区分地図帳」には22・24系統はありますが、23系統はありません。なお、新しい10系統の経路がまだ田端新町経由であったかどうかはこの資料からではわかりません。