広報えどがわ 平成18年3月10日号 3面:
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また、バス路線については、区内交通の利便性を高めるため、「葛西駅〜東京臨海病院」および「篠崎駅〜区役所」間の新規2路線が開設されることとなります。さらに、南北交通についても、その解決に向けた一つの手法として、環状7号線を走行するシャトルバスの可能性を探ることとし、6か月の実証運行を実施してまいります。
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区議会の区長あいさつの一部で述べられたものですね。実現時期についいては明示はありませんでしたが、口調からすればそう遠くない未来でしょう。
●葛西駅〜東京臨海病院
葛西駅からのアクセスをねらいとしたものでしょう。[新小30]と同じルートにするのかどうか注目です。現行の[新小30]は[新小29]の車庫出入の便を東京臨海病院発着にして実現しているので本数・間隔ともバラバラです。もう少し本数を増やすのかどうか?
●篠崎駅〜江戸川区役所
思想は平成11年に試行運行した[船31]小岩駅〜船堀駅といっしょで、東西連絡にさらに区役所連絡をくっつけたものでしょう。[船31]は失敗して、その後になって[錦27-2]として菅原橋・区役所回りとして復活しましたが、今度はどういうルートで回すのでしょうか。
●環七シャトルバス
こちらは昨年の区議会にも発言がいくつかありました。メトロセブンのように南北連絡をしようということですが、バスは普通に運行しようとすれば定時性や渋滞、速度の点で問題が出てきますので、どういうシステムにするのか興味があります。
平成17年第3回区議会定例会 (H17.09.22)
以下区長の発言---
(前略)そういう状況の中で、つまり環七があるわけですから、何とかして環七を活用して、少なくとも区内だけでも、あるいは隣接区との間だけでも南北交通的なものが実現できないかというところで着手いたしましたのがこのシャトルバスということでございます。これは電車ほど大量に輸送することができませんので、せいぜいバスを二つ連結するぐらいの話と、こういうことになると思いますが、道路上を走りますので、当然環七の交通とのさばきをどうするかという問題が出てまいります。
そういうことを解消して、とにかく走らせたいと。臨海公園の駅から出ていきますと、葛西駅がありますし、一之江駅がありますし、それからもうちょっと行きますと、新小岩はちょっと通らないのでありますが、小岩に近いところ、新小岩に近いところ、それから今度は青砥に近いです、それから亀有に近い、こういうこともありますので、もっと先へ行けばいろいろ新しい鉄道の駅も出てまいりますので、つまりあるところまでは行けるのではないか、距離がある意味では長い方が利用者は多いわけですから採算上いいと、こういうこともありまして、特に通勤、通学などを中心に利用者確保をしながらできないかということで調査委員会を設けました。
ついせんだって設けましたが、その構成員は大体国と──国も非常に積極的です、東京都も積極的ですが、国や東京都、それから警視庁、それからバス企業者、それから専門の学者、それから地域自治体、こういう人を構成員としまして、今研究を進めておりますが、おおむね来年、再来年くらいで調査結果を出したいと、できれば二十年に走行させたいと、そういうふうに考えて取り組んでおりますので、その課題や問題点、詳細についてはまだちょっと研究途上でございまして、今私が明らかにこういうことがあるということがまだ申し上げられる状況ではございません。