はじめまして。とっても興味深く拝見させていただいております。管理人様も大変でしょうが、意見が偏りがちな趣味者サイトにおいて賛否両論がでるのも時にはよいのでは?私もいち趣味者として言わせて下さい。趣味者たるもの所要時間削減につながる発言をもうすべきではないと思うのです。「もう」と言うのは、その結果今日の様にバスが危険な乗り物になっていったからです。「平均時間」というデータ主義も大変危険です。例えば今まで10分とってあったところを7分にしたら運転士さんはそれにあわせてぶっ飛ばして7分で走る。するとデータ上では7分になってしまうだけの話しなんですよ。そしてそれが6分、5分となっていく・・。もう限界というところまでとことんつめられていく。そして減らされたものがまた増えるということはほとんどありません。そうやっていくつもの系統が犠牲になっていったのです。しかしそのデータにはバスが何キロで走行していたかというところまでは入っていないのです。路線バスが安全に走行できるのは30キロそこそこそこですが、今では70キロぐらいまで出してしまっています。実際都バスは近年幾度かスピード違反でキップを切られています。今のバスは性能も格段と良くなっていますからね。また御存知の方も多いと思いますが、今年に入って都バスは重大事故が相次ぎ監査が入り、営業停止寸前までいきました。もちろん人から聞いた噂話などではなく事実です。その結果ダイヤのことも指摘を受けているので、これからは良くなっていくかもしれません。こうなることはわかっていたのに、犠牲者(事故の被害者はもちろん運転士も)が出てからでは遅いのです。もちろん民間もそうですが特に都営の場合公営ということで利用者の声最優先で「このダイヤはキツイ」などという現場の声はあまり聞き入れてもらえてないのが現状でしょう。もちろんその結果よくなった部分もたくさんあります。それはとてもよいことですよね。しかし利用者の声によって危険を招きかけないのも事実です。データや平均時間におどらされるのではなく、安全、確実なダイヤをもって平均やデータをつくりあげていかなければなにも変わりません。そのためには利用者は今までとは違った意識を持たないと理解するのは難しいでしょう。いつも誰もいないようなバス停に乗客がいれば遅れがでる、救急車に道をゆずったら遅れるようなダイヤ、また老人が多いと遅れる、車椅子を使用している方が乗車したら団子運転になってしまうなんてことはバリアフリーの時代に逆行するものです。現在低迷しているバス事業ですが、高齢化社会等、バリアフリー化してますます必要不可欠となっているのも事実です。私達は趣味者として、バスを本来の姿にもどしていかなければならないのではないでしょうか。逆に考えるとバスの役割が今までとは変わったともいえるでしょう。結果的に若い人や健常者には時間的な面ではより使い勝手が悪くなることを受け入れていくことが私達にできることではないでしょうか。
最後にこうした意見交換の場はとても貴重だと思います。お互いバスをより発展させたい気持ちは同じでしょうから、これからもよろしくお願いします。