第2弾です。
山手線内(旧市街地)と郊外とで、駅名に合わせるポリシーがかなり異なっていることが見て取れます。
★東西線
(▲落合…落合←住吉町) ※昭和43年9月廃止、関東・西武は継続
※昭和41年に住居表示に伴い改称。地下鉄の駅名に合わせたのでしょう。
×早稲田…馬場下町
※交通局の「早稲田」は都電早稲田のほうで、歴史もこちらの名乗りのほうがずっと古いために、変える必要がないのでしょう。「早稲田駅前」にすると都電との混同が困りそうです。
(×神楽坂…矢来町) ※昭和54年11月廃止
※早稲田通りの神楽坂停留所は[秋76]の神楽坂に近い、神楽坂上交差点近くにありました。
▲九段下…九段下
(×竹橋…竹平町、気象庁前←労働省別館前) ※昭和50年9月廃止
※両脇に出入口があったため、最寄停留所は2つありました。最後は[東50]が停車。
▲大手町…大手町、丸の内一丁目
※典型的な「一つに絞れない」ケース。
▲日本橋…日本橋
▲茅場町…茅場町、兜町
▲門前仲町…門前仲町
※門前仲町以東は全て「駅」がついているが、ここだけ例外。その後の大江戸線絡みでもほぼ唯一「駅」をつけなかった例。停留所名が長くなることを嫌ったか?
●木場…木場駅前←木場五丁目←木場三丁目
※五丁目へは住居表示に伴い昭和42年改称、木場駅へは昭和51年改称([木11]の開業契機?)。
●東陽町…東陽町駅前←東陽公園前
※都電と同一名でしたが、昭和47〜48年頃改称。
●南砂町…南砂町駅前
●西葛西…西葛西駅前
※昭和54年10月、[葛西20][新小21]が駅開業に伴い停留所開設
●葛西…葛西駅前
※昭和44年4月、開業とほぼ同時に[15][34]が乗り入れ
(●浦安…浦安駅前←猫実) ※昭和53年11月廃止、現在はベイシティ交通
★千代田線
×北綾瀬…綾瀬警察署前
※盲腸線かつ後からできた路線ゆえ、合わせる必然性が少ないのでしょう
●町屋…町屋駅前←町屋稲荷前←町屋二丁目
※町屋二丁目からは昭和26年頃改称(?)。その後は都電が町屋一丁目、バスが町屋稲荷前停留所でしたが、都電が昭和52年に、遅れてバスは昭和55年に改称されました。それ以前はバスの町屋一丁目が地下鉄乗換停留所として記載されていましたが、どちらかというと間違いでしょう
×千駄木…団子坂下
※都電時代からの伝統名のためか、一線を画しています。副名称で(千駄木駅)に一応対応していたはず
●根津…根津駅前←根津一丁目←根津宮永町←逢初橋
※昭和29年頃に宮永町に、昭和40年に根津一丁目に改称。昔のほうが味がある名前でしたが……根津駅への改称は昭和61年とかなり後になってから。
×湯島…湯島三丁目←天神下
※天神下からは昭和40年改称。合わせる気はあまりなさそうです。
(×新御茶ノ水…駿河台、小川町二丁目←小川町) ※平成2年7月廃止
▲大手町…大手町
(×二重橋前…和田倉門)※昭和54年11月廃止
▲日比谷…日比谷
×霞ヶ関…経済産業省前←通産省前
(国会議事堂前…該当なし)
(×赤坂…赤坂福祉会館前←日大三高前←日大三中前)※昭和52年12月廃止
※[東72]。最後まで地下鉄駅には合わせませんでした。昭和51年の日大三高の移転がラストチャンスでしたが、ここでも合わせなかったのはむしろ凄い。
(×乃木坂…赤坂八丁目←新坂町) ※平成12年12月廃止
※昭和41年に住居表示に伴い改称。無味乾燥な表示よりも駅名を名乗っておいたほうが良かったとも思います。
×明治神宮前…表参道
※千代田線の駅名よりもずっと歴史のある停留所名ですが……
×代々木公園…富ヶ谷
★有楽町線
(▲地下鉄成増…成増駅入口)※昭和42年10月廃止
(×地下鉄赤塚…下赤塚)※昭和42年10月廃止
※国際興業等が現役ですが、今でもほぼ変化なし。
×東池袋…東池袋四丁目←日ノ出町二丁目
※昭和42年、住居表示に伴い改称。都電も同名。
▲護国寺…護国寺前、音羽二丁目
▲江戸川橋…江戸川橋
×麹町…麹町四丁目
※東池袋と同様、住所が駅名になっている場合はバス停は丁目までつけるほうが良いでしょう
▲永田町…永田町←平河町
※有楽町線の駅ができるより昔、昭和42年頃に改称
×桜田門…警視庁前←桜田門
※ミニバス[東01]絡みか、昭和55年に地下鉄の駅名からわざわざ変更
▲銀座一丁目…銀座一丁目、有楽橋
※都電は銀座二丁目
▲新富町…新富町
●月島…月島駅前←新佃島
※昭和63年の開業と同時に改称
●豊洲…豊洲駅前←豊洲埠頭前
※昭和63年の開業と同時に改称。旧名の「豊洲」バス停は今の豊洲四丁目
●辰巳…辰巳駅前←辰巳二丁目
※昭和63年の開業と同時に改称
●新木場…新木場駅前←新木場入口
※昭和63年の開業と同時に改称