ちなみにその無料巡回バスは現在お台場で運行している無料巡回バス「ベイシャトル」と同じ「日の丸リムジン」が運行を担当するそうです。
またこの電気バスは日野のHIMR(駆動はエンジンがメインで補助的に電気モーターを回す方式)とは異なり小型のガスタービンエンジンで電気を発生させその電力で走行用のモーターを駆動させる方式だそうです。
このようにエンジンで電気を発生させモーターを駆動させる方式のバス、実は昔、都営バスにも存在していました。確か昭和48年頃の製造だったと思いますが、いすゞと川崎重工、それに古河電工との共同開発で「発電バス」が試験的に4台製造されました。
前後輪間には膨大な数のバッテリーを積み、リアには発電用のディーゼルエンジンが搭載され、エンジンで発生させた電力で駆動用のモーターを回す方式でした。
当初は省エネ、また大気汚染の防止に大きな期待がかかりましたが、実際走らせて見ると2〜3年位でバッテリーがダメになったそうです。この為2台を廃車にし部品取り用にする事で対処しましたが結局、5年でバッテリーが寿命となりこのバッテリーを全て交換するのに莫大な費用がかかる事からわずか5年で試験終了となり全車廃車となってしまったそうです。