TETSUさんへ
平成12年12月日の大江戸線関連改編で、関連対象外の都01・王40・池86・田87といった利用の多い幹線まで軒並み減回になったが、この結果、混雑が激しくなり実態にも合っていない、との趣旨の指摘は、ごもっともですね。
これは TETSUさんだけでなく多くの利用者が実感として感じていることでしょう。
ご指摘の通り、減回で待ち時間が長くなるとバス離れが生じ、乗客減⇒更に減回、との悪循環になってしまいます。
この点についての都民の不満に、山手線内は充実した鉄道網で代替可能と簡単に結論づけないで、交通局は真剣に対応策を考えてほしいと思います。
全国的に見ると公営バスは地域の厚い信頼に支えられている事業者が多いものですが、都バスは地域住民と話し合う姿勢が欠如していることと、区や住民の合意がなくても再編を強行するから、都バスに対する住民の不信感が根強いのでしょう。
前置きが長くなりましたが、都01・王40・池86・田87といった幹線系統まで減回しなければならない理由は、
『公営であるがゆえに輸送コストが高いこと』
『周辺部を走る民営バスと比較して、渋滞の激しい都心部を主な事業区域としているため平均時速が低いこと』
『民営バスより10円安い運賃でサービスしていること』
から、民営バスより採算ラインは相当に高く、1台の車で相当の人数を運ばないと採算が合わないためかも知れませんね。
私は現在、京王バス沿線に住んでいますが、ラッシュ時以外のバスはほぼ全員が着席できる適度な乗り具合の車が多いものですが、都バスはラッシュ時以外でも満員の車をよく見かけます。
これも採算ラインの違いによるものなのでしょう。
また、都バス民営化を期待するご意見も見掛けるようです。最終的には都民が決めることですが、私は行政と連動した路線設定や福祉や環境面など都営としての役割はあるものと考えています。