▼臨海99号線さん:
「都営交通は東京都が運営するので東京都の外で営業することはできません。」という部分についてです。
乗合自動車(都バス)に関する条例の詳細は分かりませんが、都営新宿線の本八幡駅が特例というのは、都営地下鉄に関する条例が、浅草線・三田線建設時には「東京都の存する地域」にしか建設を認めていなかったものが、新宿線建設時には「東京都とその周辺」と改正されたからだと交通局関係者に聞いたことがあります。
都営新宿線は、多摩ニュータウン〜新宿〜本八幡〜千葉ニュータウン方面を結ぶ鉄道路線の一部として計画され、このうち多摩ニュータウン(その後橋本まで延長)〜新宿間は京王電鉄が、新宿〜本八幡間は東京都交通局が担当、残る千葉県内部分は千葉県が担当することで合意されていたそうです。
しかしながら、千葉ニュータウンが計画人口を下回る状況もあり千葉県においては計画を凍結しているようです。
話を都バスに戻すと、都バスが浦安を終点としていた時代は、東西線開通前で浦安町(当時)としても都心方面へ出るための交通機関が乏しかったために必要な存在だったようですね。
実際には、浦安橋を渡ったところに操車所があっただけで都外区間は500メートルに満たない程度の距離だったと記憶しています。
それから青梅地区ですが、都バスは元々現在の梅70しか路線を持っていなかったのですが、西武バスなどが撤退したため青梅市の要請を受けそれらの路線を肩代りして運行したと交通局の年史に記述があります。
一部埼玉県内を通る部分も特例というよりは、それ以外に道路が無ければどうしようもないでしょうから、そうなっているのだと解釈するのが自然でしょう。