面積が広く、人口が多いのに鉄道などの大量輸送機関に恵まれない地域が多い足立区において、バスの役割はとても大きいと思います。区の方もそれを認識してか、「はるかぜ」の運行(交通量の比較的少ない裏通りを小型バスで通り、停留所を多く設置して利便性の拡大を図る)などの努力をしているのはわかりますが、既存の路線を少し放置気味にしている感が否めない気がします。
特に環七を東西に通る王30に対しては逆に利便性を損ねているとしか言いようがありません。需要があるのに系統分割→それによる利便性の低下による客離れ→バス会社の経営上から減便→更に客が減るという悪循環に陥っている典型的な例だと思います。(それ以外にも区内には一日2〜3本しか通らない「免許維持路線」があります。〈東武の竹14 西新井駅〜竹の塚駅、北11・五28・花01 花畑車庫〜桑袋団地など〉それらに関しても同様な事が言えると思います)
広報に載っている区民の世論調査では、「交通の便が悪いので何とかして欲しい」という意見が多い事が伺えます。「バスを使いたいけど時間が悪いから使えない」という方も沢山いることでしょう。(現に駅周辺には放置自転車が沢山置かれています…これも交通の便が悪いことの裏返しと捉えるべきだと思います)
僕も足立区民ですが、比較的交通の便に恵まれている地域に住んでいるのでこういった不便さをあまり感じませんでしたが、同じ区民でも困っている方がいることを思うと、考え方を変えなければならないと、このツリーを通じて感じました。
長文失礼致しました。