ノンステップバスがここまで増えると、数年後には逆に一般車(従来型のノンステップでない車両)に当たることの方が少なくなっていくということになります。
このような状況のなか、都バスでは、国産ノンステップバスが実用化されるまでの6年間だけ導入されたリフト付バスの運用が足かせのような状況になっているのではないでしょうか。
北営業所が東43系統のA590を他系統に充当しないように、他所でもリフト付バスを1系統に集中投入している(秋26など)例もあります。
車椅子利用者から見た場合、ノンステップバスであればどの車両が来ても大差ないですが、ノンステップバスに慣れてしまったら、リフト付バスが面倒だ!と思ってしまうのではないでしょうか。
交通バリアフリー法の施行などで「リフト付バスより、ノンステップバス!」というように利用客のニーズにも大きな変化が起きているわけです。
ですから、実際に職務として携わっている方々の考え方にも、ノンステップバスであれば車種や車号を限定する理由そのものが薄れてきているんだと思います。
一般的解釈で、それによって困ることはないわけだし。