▼バンビさん:
>外の空気を気軽に入れる:外観をよくしたりサッシの圧迫感をなくす
>どっちがいいんでしょうねぇ。とりあえず私は質素より豪華なほうが好みです。
バンビさんのご意見を読んでいて、素朴な疑問が浮かんだのですけど、
固定窓が豪華に思えるのって、どうしてでしょうね?
観光バスにしか使われない窓だからでしょうかね?
外見がスッキリして見栄えがいいから?
私自身が固定窓=豪華っていうイメージになる理由として、
「固定窓=常にエアコンを使う」という贅沢さから来てるかなと思ったりします。
でも、観光バスに近いバスなら、路線バスとしても良いバスなんでしょうかね?
観光バスは、定員を越えて乗ることもないですし、
乗客が立ってギュウギュウ詰めになって乗ることもないですよね。
だから、エアコンが故障しない限り固定窓でも大丈夫なんでしょうけど。
その観光バスでも、現場では固定窓って嫌われるものなんですよね。
エアコンの故障時に車内温度を下げる術がなくなることや、
駐車場で待機の場合にエアコンを停止しなければならず、
車内で待機している乗務員が蒸し風呂状態になってしまうということや、
昨日も起こったようなバスジャックなどの事件・事故のときに脱出が不便なので。
路線バスの場合は、朝夕の超混雑路線では、
エアコンが効かないくらいに蒸し暑くなることもありますよね。
そういう使われ方が違えば、バスの構造も違うくなるのが当然だと思うんです。
そういう実用性を考えると、固定窓は路線バスには相応しくないと思うのです。
それは、固定窓の路線バスが極めて少ないという現実が物語っていると思います。
まして、なるべく省エネルギーに尽力して地球に優しくしようという時代に
常にエアコンというのは合ってないのではないかと。
そういうことを踏まえると、豪華さよりは、
実用性を重視すべき時代ではないかと思います。
また、カーテンについても、観光バスと路線バスの使われ方の違いが大きいんですよね。
観光バスは、眠っていても降りるべき場所にバスを止めてもらえて、
ガイドさんなどに起こしてもらって降りることができますよね。
でも、路線バスの場合は、
乗客一人一人が自分で降りるべきところか否かを判断しなければならないわけです。
車内放送も聞きにくかったり、ずれたりします。
停留所名の表示機も、車内のどこからでも見えるというものではありません。
後ろ向きの座席まであったりしますからねぇ。
常に車窓を見える状態にしておくという方法以上に、確実な方法は無いんですよね。
バスジャックが発生した直後ですと、
「固定窓にしてカーテンを付けて」という意見は、
まるでバスジャックの犯人に都合が良いバスを望んでるように思えました。
逆に、窓が開き、カーテンもないということは、
車内での犯罪の抑止効果があって良いのではないかとさえ思えてきます。
「観光バスに近い=豪華」と喜ぶのではなく、
路線バスとして最適なバスはどういうバスなのか、ということを
考える方が良いように思えます。
そういう意味で、
>後部座席の窓以外、固定窓にしたということは、ノンステの低い床に対して
>窓の開閉部(逆T字窓だったら上部ということになる)が高い位置にあり、
>背が高い人でないと開閉しにくく実用性に欠けていたり、
というご意見に賛成です。
もっと実用的な窓が考えられないものかなと思います。