その37甲系統なのですが、
昭和35年の東京都交通局編 乗客調査統計報告書には37甲系統
と思しき系統が調査対象となっていました。停留所は、
日本橋→通り3→東京駅八重洲口→日銀前→室町1→小舟町→
堀留町→問屋町→橘町→浅草橋→両国駅通
です。なぜか日本橋が起点ですが、八重洲口→両国駅通のキロ程
3.514kmといい、経由地といい、37甲と思われます。
1日通して両国駅行き片道1回のみ運行(!)。
日本橋→八重洲口、問屋町→両国駅通の間は乗客0。
まさしく「免許維持路線」です。
また、翌年発行された「交通局50年史」には、本文中の系統一覧では
37系統としては乙系統のみ紹介されていますが、付録の路線図には
甲系統も載っています。
(一方系統一覧に載っている66系統は路線図には出ていません。)