私もこの橋を活用したバス路線を想定してみたのですが、果たして実現するでしょうか。
開設にあたって問題になるのは、この路線に何か付加価値というか、将来性が見込めるか、ということになると思います。この臨港道路自体が、湾岸道路の混雑緩和が目的であり、現時点では橋以外に集客性が見込めないこと。都営バスでは過去にもレインボーブリッジ開通時に、それらを目的とした観光路線を設けましたが、結局は短期間で終了していることを考えると、一時的には客を呼び込めるかもしれませんが、橋を眺めるだけなら若洲海浜公園からで充分だし、残念ながらこの橋自体がそれほど世間から注目を集めているとは思えないので、そこは一歩引いて考える必要があるように思います。
趣味的な視点で見れば、確かにやってほしいのは山々ですが、事業者的に見れば、その路線に対して、新たに車両や人員を投入できるかどうかだと思います。
つまり現在の路線網をいじらずに新路線を増やすということは、乗務員と車両を増やすことになり、余ほど勝算のあるものでない限り、事業者的には避けたい事項ではないかと思います(今はどの事業者も利用者が減り続けているため、さらなる経費削減に動いていますから)。
もし新路線を敷くということになった場合は、どこか退潮傾向の路線のダイヤを削って新路線に捻出することになると思うのですが、現在の都営バス路線にそれができそうな路線があるでしょうか。
一番現実的なのは現在の若洲キャンプ場線を延長して、新木場駅から中央防波堤間でわずかに通勤路線を走らせる程度だと思います。