鉄道ピクトリアルの1969年4月号にトロリーバスとバスの比較が載っていますのでご紹介します。
軽油燃料事情の好転とディーゼルエンジンの発達により、大量輸送機関としての優位性が失われた、とあります。
・トロリーバスは200型が74人、300型が68人
・バスは1956年は日野BH14が64人、日野G590が58人
1967年は日野RB120が96人、日野UR690が72人
そして経済性もバスに対してやや高率であるが差が著しく縮まっている、とあります。
しかし都電、トロリーバスの不良債務は少なく、地下鉄、バスの不良債務は多いため、施設を売却し不良債務を返済するためであった、と結論付けています。