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○四80(廃止)
新宿営業所 H10. 3.30改正
系統一覧
本 |
四谷駅〜赤坂見附〜赤坂アークヒルズ |
3.090/ 3.600km |
平 |
本線の始終発時刻
四谷駅発 |
7:30〜21:45 |
赤坂アークヒルズ発 |
7:45〜22:00 |
回数・速度
|
本 |
運転間隔 |
所要時間 |
表定速度 |
平日 |
56回 |
朝7〜13 昼18〜20 夕11〜17 |
10〜14 |
13〜19 |
変遷
系統 |
施行日 |
所管 |
距離 |
概要 |
四80 |
S61. 4.17 |
新宿 |
3.093/ 3.603km |
四谷駅〜赤坂アークヒルズが開通 |
四80 |
H 9. 9.30 |
新宿 |
3.090/ 3.600km |
南北線溜池山王延伸に伴い土曜休日は運休に変更、また一部経路変更 |
四80 |
H12.12.12 |
新宿 |
*** |
四谷駅〜赤坂アークヒルズを廃止 |
停留所
本 |
(H12.12.11) |
○ |
四谷駅前 |
● |
四谷見附 |
● |
赤坂見附 |
● |
山王下 |
● |
溜池 |
○ |
赤坂アークヒルズ |
新宿営業所の希望の星
都心部大規模再開発の嚆矢となった赤坂アークヒルズ。昭和59年にテレビ朝日の放送センターが完成、オフィスビルや住宅棟も含めた竣工は昭和61年3月のことである(サントリーホールの開場は10月)。当時の最寄駅(赤坂、神谷町、六本木、虎ノ門)のいずれからも徒歩10分は要することもあって、都市新バス都01が大活躍、都バス復権をアピールした。
そこで新設されたのが四80。路線再編の度に受け持ち路線が減少していった新宿営業所の起死回生の策ともいえるこの路線はチラシなどアピールも効いたのか、大当たり。急遽増便し、四92(当時)担当の品川営業所も四谷駅〜赤坂見附〜虎ノ門の折り返しを振り替えて四80を担当した。
しかし、この繁盛も10年しか続かなかった。平成9年9月に営団南北線が四ツ谷〜溜池山王を延伸、このとき銀座線にも溜池山王駅が開業し、徒歩3分の最寄駅が現れてしまった。が、運行区間が重なる南北線の溜池山王駅からは多少遠かったからか、四80は廃止にならず、土休日の運行のみ休止された。
それから3年後の平成12年9月、南北線が目黒まで延伸。六本木一丁目駅が開業し、完全に息の根を止められる格好となった。この時のダイヤ改正は直後に大江戸線改編が控えていることもあって実施されず、3ヶ月後、予定通り全線が廃止されたのである……。
あれ、どこ行くの?
四80の赤坂アークヒルズ発のバスは、目的地と反対の方角に出発していた。これは赤坂アークヒルズの構内バス乗り場から六本木通りの溜池方向に直接出ることが出来ないからだ。そのために、バスは一旦飯倉片町の方角へ走り、坂の途中でUターンをして改めて溜池方向へ走り、構内乗り場とは反対側の赤坂アークヒルズ前停留所に到着していた。
この間の所要時間は約5分。急いでいる人は横断地下道で反対側に渡ってから1本前のバスに乗るという姿も見かけた。