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●東22←[都電28]
●東22乙

江東営業所

系統一覧

錦糸町駅〜千田〜東陽町駅〜門前仲町〜東京駅北口 8.180km
折1 錦糸町駅〜千田〜東陽町駅  3.000km
東京駅北口〜日本橋(←水天宮、茅場町→)IBM箱崎ビル 2.300/ 2.630km 平朝夕

本線の始終発時刻

錦糸町駅発 東京駅北口発[甲]
東京駅北口発[乙] 東陽町発錦糸町行

回数・速度

運転間隔 所要時間 表定速度
平日
土曜
休日

変遷

系統 施行日 所管 距離 概要
東22  S47.11.12 江東 8.180km 都電28(錦糸堀〜日本橋)の代替で錦糸町駅〜東京駅北口が開通
東22乙  H 1. 4.10 江・千・巣 2.300/ 2.580km 東京駅北口〜茅場町(←湊橋)〜IBM箱崎ビルが開通
東22乙  H 1.12.15 江・千・巣 2.300/ 2.630km IBM箱崎ビル→茅場町を湊橋・新川1経由から水天宮・蛎殻町経由に変更
東22丙  H 1.12.15 江・千・巣 ( 3.020km) 東京駅北口〜茅場町〜水天宮〜(湊橋→)IBM箱崎ビルを開設、土休日のみの運転
東22丙  H 5. 3.27 江・千・巣 ***  東京駅北口〜茅場町〜水天宮〜(湊橋→)IBM箱崎ビルを廃止
東22乙 H 5. 3.27? 千住・巣鴨 2.300/ 2.630km 江東営業所が所管から外れる
東22乙 H 8. 3.30? 巣鴨 2.300/ 2.630km 巣鴨営業所の単独所管とする
東22乙  H12.12.12 江東 2.300/ 2.630km 江東営業所に移管

路線図(H17.6末)

停留所

(H15.2.1)
錦糸町駅前
錦糸町駅前(降車)
錦糸堀
毛利二丁目
住吉駅前
猿江二丁目
扇橋二丁目
千田
千石二丁目
豊住橋
江東区役所前
東陽町駅前
東陽操車所前
東陽三丁目
木場駅前
木場二丁目
富岡一丁目
不動尊前
門前仲町
永代二丁目
佐賀一丁目
永代橋
新川一丁目
| | IBM箱崎ビル前
茅場町
| | ロイヤルパークホテル前
| | 水天宮
蛎殻町
兜町
日本橋
呉服橋
丸の内一丁目
東京駅丸の内北口

錦糸町の帝王

 平成15年3月に半蔵門線の水天宮前〜押上が開通、今まで地下鉄の通っていなかった錦糸町の交通が大きく変わった。これで被害を受けたのは錦糸町から南北に伸びるバス群。この東22も錦糸町駅〜住吉駅で並行し、影響は大きいかと思われたが、思ったほど本数は減っておらず、相変わらず200回超の錦糸町最多の本数を誇っている。渋滞も少なく、扇橋や千田などこまめに乗客を拾うのが幸いしているのだろう。また、東西線との連絡需要も大きいのも見逃せない。(平成15年現在)

東22乙

 東京駅とTCAT箱崎を結ぶ東22乙。H1.12.15改正のダイヤでは運行回数79回。朝ラッシュ時は5分間隔で(土曜34回、休日31回、土休日は往復水天宮経由)、このときが最盛期であった。しかし平成2年11月に半蔵門線が水天宮前まで延伸すると没落の歴史をたどる。まず平成5年秋には土休日の運行が廃止。そして平成13年7月には昼間の運行も中止された。同期生の[東15乙]住友ツインビルとは対照的な足跡を残している。上記の項でも述べた半蔵門線のダイヤ改正ではついに朝夕4回ずつと、瀕死の系統状態になってしまった。いつ廃止されてもおかしくないところまで来てしまったと言える。
 ちなみに、かつては巣鴨・千住・江東の3営業所が担当していた。巣鴨は茶51がかつて東京駅まで来ていたから、また千住は草43が浅草橋まで来ていたからであろう。しかしこの3つの中で江東が最初に担当から外れたのは台数に余裕がなくなったからだろうか、興味深い。千住は草43が浅草雷門まで短縮された後も数年間担当していたが、車内路線図でぽつんと東22乙だけ飛び地で路線が描いてあったのは面白かった。千住が外れ、最後まで残った巣鴨も、結局茶51の東京駅撤退とともに所管から外れ、東22乙は最終的に江東が持つことになったのである。現在は回送で出入庫しているようだが、せっかくなら東22で営業しても良いと思うのだが……。