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●都07←[錦14]←[都電38]

江東営業所

系統一覧

6.840km 錦糸町駅〜亀戸駅通り〜境川〜東陽町駅〜門前仲町   
折1 錦糸町駅〜亀戸駅通り〜境川〜東陽町駅   
折2 錦糸町駅←亀戸駅通り←境川
折3 亀戸駅通り→境川→東陽町駅→門前仲町  

本線の始終発時刻

錦糸町駅発 門前仲町発

回数・速度

折1・折2 運転間隔 所要時間 表定速度
平日
土曜
休日

変遷

系統 施行日 所管 距離 概要
錦14  S47.11.12 葛西 6.840km 都電38(錦糸堀車庫〜門前仲町)の代替で錦糸町駅〜境川〜門前仲町が開通
錦14折 S47.11.12 葛西 3.480km 境川〜門前仲町を開設
錦14折 S54.10. 1 葛西 3.360km 境川〜錦糸町駅を開設
都07  H 4. 3.31 葛西 6.840km 都市新バス化、都07とする。愛称はグリーンスター
都07 H15. 4. 1 江東・葛西 6.840km 江東・葛西の共管とする(大部分が江東)
都07折 H16. 3.29 葛西 *** 門前仲町〜境川、錦糸町駅→葛西車庫、門前仲町→葛西車庫を廃止
都07 H16. 3.29 江東 6.840km 江東の単独所管とする

路線図(H17.6末)

停留所



(H15.2.1)
錦糸町駅前
江東車庫前
亀戸一丁目
亀戸駅通り
五ノ橋
西大島駅前
大島一丁目
北砂三丁目
北砂二丁目
|| 境川(明治通り)
|| 南砂三丁目
|| 日曹橋
|| 江東運転免許試験場前
|| 東陽町駅前
|| 東陽操車所前
|| 東陽三丁目
|| 木場駅前
|| 木場二丁目
|| 富岡一丁目
|| 不動尊前
|| 門前仲町
||
||
境川(操車場側)
北砂四丁目
亀高橋
東砂四丁目
旧葛西橋
東砂六丁目
葛西橋東詰
宇喜田
稲荷神社前
葛西車庫前

江東へ…

 都電代替時から都07は葛西の担当であり、葛西営業所のメインでもあった。長い間安定していたこの路線だが、平成15年4月に運用の大部分が江東営業所に移管され、葛西の担当分は僅かとなった。確かに葛西営業所は、都07の走る江東区から見て川向こうにあり、出入庫の手間も大きい。それでも境川に操車所があったときは、車を留めておけるので良かったのかもしれないが、平成15年3月いっぱいで境川操車所が閉所されるとそれも叶わぬことになり、大部分の運行が江東担当となった。この移管に合わせ、葛西担当もほぼ全便を錦糸町か門前仲町まで回送で出入庫し、食入(休憩入庫)は江東車庫を使うようになった。
 しかし、今まで葛西車庫への入庫便を使っていた人にとっては、既得権が奪われる形になってしまった。そのフォローとして、最終便だけは葛西担当で、葛西車庫まで営業運転している。さすがにこれをなくすと、終バスが大きく繰り上がってしまうためだろう。

車両性能の違い?

 前述のように都07は共管になったが、ここで実に困った現象が発生している。運行間隔をきちんと取っているはずなのに、団子運転になってしまうということ。しかもラッシュ時間帯だけではなく昼間時間帯もである。
 この要因を考えると、利用客が多いため客扱いが長引くうち後続車に追いつかれる、そんな簡単な理由だけではなさそうだ。なぜなら葛西単独時代は、団子運転は朝夕ラッシュ時以外では、出入庫便の続行や道路渋滞以外は少なかったからだ。この要因を考えるに、車両性能的な要因もその一つではないかと思われる。
 江東営業所の大半は日産車で、エンジン出力の割に力がなく、低いギアで中高速域まで引っ張れないが、中高速域の加速が重視と言われる。一方、葛西営業所は日野車で、エンジン出力の割に力があり、低いギアでも中高速域まで引っ張れる性能を持っている。
 これを証明するかのように、葛西から転属した江東の日野車で運行すると、前車の江東の日産車に追いついたり、後続との間隔が離れるという現象が起こっている。