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●品91
→分割[井96]・分割[井92]

品川営業所

系統一覧

甲1 品川駅高輪口〜天王洲橋〜品川シーサイド駅〜八潮パークタウン 4.790/ 5.400km  
折1 品川駅高輪口〜天王洲橋〜品川シーサイド駅 平朝
甲2 品川駅高輪口〜天王洲橋〜八潮パークタウン 4.290/ 4.900km 深夜
折2 品川総合福祉センター→八潮パークタウン    
出入 品川車庫〜天王洲橋〜八潮パークタウン   早朝深夜
折3 品川駅〜天王洲橋〜八潮パークタウン 4.780/ 5.390km ★平深夜

本線の始終発時刻

品川駅高輪口発 八潮パークタウン発
品川駅発 〃 [深夜]

回数・速度

  甲1・甲2 折1 運転間隔 所要時間 表定速度
平日
土曜
休日

変遷

系統 施行日 所管 距離 概要
品91  S58. 3.25 品川 9.492/ 8.466km 品川駅東口〜八潮パークタウン〜大井町駅東口が開通
品91甲  S60. 3.28 品川 10.022/ 8.996km 八潮パークタウン発方向のみ北埠頭橋から八潮橋を渡るよう変更
品91甲  S60. 4.25 品川 9.492/ 8.466km 一部経路変更?
品91甲  S63. 1.11 品川 9.462/ 8.436km 往路・復路とも北埠頭橋から八潮橋を渡るよう変更
品91丙  H 1. 6.19 品川 4.760/ 5.390km 深夜バス開業により品川駅〜八潮パークタウンを開設
品91折a H 4. 9.16 品川 6.030km 大井町駅東口〜天王洲アイル循環を開設
品91折a H 6. 7.21 品川 ***  大井町駅東口〜天王洲アイル循環を独立、井96とする
品91甲  H10. 3.31 品川 9.470/ 8.440km 一部経路変更
品91折b  H10. 3.31 品川 2.670/ 3.280km 大井町駅東口〜(仙台坂トンネル)〜八潮パークタウンを開設
品91 H14. 2.25 品川 4.290/ 4.900km 品川駅東口〜八潮パークタウンに短縮、大井町駅側を井92として分割
品91乙 H14. 2.25 品川 4.760/ 5.390km 品91丙を品91乙とする
品91折b H14. 2.25 品川 *** 井92に発展的解消する形で廃止
品91折c H14.10. 1 品川 平日朝のみ品川駅東口→都立八潮高校(直行)を開設
品91甲 H14.12. 1 品川 4.790/ 5.400km りんかい線全通により、原則として品川シーサイド駅構内を経由するよう変更
品91折c H14.12.28 品川 *** 品川駅東口→都立八潮高校を廃止
品91乙 H18. 4. 1 品川 *** 品91乙を告示から削除(運行は存続)

路線図(H17.6末)

停留所



(H15.2.1)
(H14.2.1) (H5.9.15)
品川駅東口 品川駅東口 品川駅東口
食肉市場前 食肉市場前 食肉市場前
品川車庫入口 品川車庫入口 東京水産大学前
| | | | 品川駅前 | | 品川駅前 | | 品川駅前
| | | | 品川車庫前 | | 品川車庫前 | | 品川車庫前
| | | | 東品川一丁目 | | 東品川一丁目 | | 東品川一丁目
天王洲橋 天王洲橋 天王洲橋
昭和橋 昭和橋 昭和橋
東品川三丁目 東品川三丁目 東品川三丁目
品川警察署入口 品川警察署入口 品川警察署入口
都立八潮高校前 都立八潮高校前 JT日本たばこ前
| | | | 品川シーサイド駅前 | | 都立高専前 | | 都立高専前
都立高専前 品川総合福祉センター前 品川総合福祉センター前
品川総合福祉センター前 八潮北小学校前 八潮北小学校前
八潮北小学校前 八潮北 八潮北
八潮北 八潮パークタウン 八潮パークタウン
八潮公園前 八潮南 八潮南
八潮東 八潮南小学校前 八潮南小学校前
八潮南小学校前 八潮東 八潮東
八潮南 八潮公園 八潮公園
八潮パークタウン 八潮東 八潮東
八潮南小学校前 八潮南小学校前
八潮南 八潮南
八潮パークタウン 八潮パークタウン
八潮北 八潮北
八潮北小学校前 八潮北小学校前
品川総合福祉センター前 品川総合福祉センター前
| | | | 都立高専前 都立高専前
| | | | 都立八潮高校前 都立八潮高校前
| | | | 品川警察署入口 JT日本たばこ前
| | | | 東品川三丁目 品川警察署入口
| | | | 南品川二丁目 東品川三丁目
| | | | 南馬場 南品川二丁目
| | | | 南品川五丁目 南馬場
| | | | 青物横丁 青物横丁
| | 東京工科専門学校 仙台坂
仙台坂 大井町駅東口
大井町駅東口 (H5.9.15)
大井町駅東口
仙台坂
青物横丁
都立八潮高校前
東品川敬老会館前
東品川橋
天王洲アイル
新東海橋
昭和橋
東品川三丁目
品川警察署入口
都立八潮高校前
青物横丁
仙台坂
大井町駅東口
(S63.10) (S60.10) (S59)
品川駅東口 品川駅東口 品川駅東口
食肉市場前 食肉市場前 食肉市場前
東京水産大学前 東京水産大学前 東京水産大学前
天王洲橋 天王洲橋
昭和橋 昭和橋
天王洲橋 東品川三丁目 東品川三丁目
昭和橋 品川警察署入口 品川警察署入口
東品川三丁目 JT日本たばこ前 専売公社前
品川警察署入口 都立高専前 品川総合福祉センター前
JT日本たばこ前 品川総合福祉センター前 八潮北小学校前
都立高専前 八潮北小学校前 八潮北
品川総合福祉センター前 八潮北 八潮パークタウン
八潮北小学校前 八潮パークタウン 八潮南
八潮北 八潮南 八潮南小学校前
八潮パークタウン 八潮南小学校前 八潮東
八潮南 八潮東 八潮公園
八潮南小学校前 八潮公園 八潮東
八潮東 八潮東 八潮南小学校前
八潮公園 八潮南小学校前 八潮南
八潮東 八潮南 八潮パークタウン
八潮南小学校前 八潮パークタウン 八潮北
八潮南 八潮北 八潮北小学校前
八潮パークタウン 八潮北小学校前 品川総合福祉センター前
八潮北 品川総合福祉センター前 専売公社前
八潮北小学校前 都立高専前 品川警察署入口
品川総合福祉センター前 JT日本たばこ前 東品川三丁目
都立高専前 品川警察署入口 南品川二丁目
JT日本たばこ前 東品川三丁目 南馬場
品川警察署入口 南品川二丁目 青物横丁
東品川三丁目 南馬場 仙台坂
南品川二丁目 青物横丁 大井町駅東口
南馬場 仙台坂
青物横丁 大井町駅東口
仙台坂
大井町駅東口

短縮されても

八潮パークタウンへの重要な足。この路線のほかにも、京急バスが大井町駅・大森駅から路線を走らせているが、この系統が一番本数も多く、便利である。

 品川区の南、八潮地区に出来た高層住宅施設、八潮パークタウンが開設されたときに出来た?路線である。当初から、品川駅東口〜八潮パークタウン〜大井町駅東口というラケット式循環路線、とでも言うべき変わった路線構造をしていた。本来なら品川駅東口〜八潮パークタウン、大井町駅東口〜八潮パークタウンと2つの路線に分けるところだが、通しで運行した方が色々と便利だ、ということになったのかもしれない。このおかげで、都立高専〜八潮北小学校の間は同じ行き先の車がすれ違い、同じポールに両方の行き先が到着するといった面白いことになっている。その後は何度か細かい経路変更を行ったが(詳細不明)、ほぼ開設当時のままで推移していた。乗客も順調に増え、平成元年には深夜バスが開業。品川駅発最終0:50と一気に終バスの時刻が繰り下がった。なお、深夜バス・深夜前バス(23:00以前に発着するもの)は品川駅西口(高輪口)発着のため、品川駅東口には注意書きがつけられている。方向幕も通常の品93などが「品川駅」と表記するところを、わざわざ「品川駅西口」と表している。

 平成4年には子系統として大井町駅東口〜天王洲アイル(パークスクエアー)の循環が開通。平日のみ運転ながら客も定着し、本線と系統番号がクロスしていることも問題となって平成6年に井96という新たな番号が与えられた(→井96)。

 さらに、平成10年には仙台坂トンネル経由(→井92)が開通し、これも品91と名乗ったので混乱した状態に拍車がかかった。その上に平成12年には「直行01」(大井町駅東口〜八潮パークタウン)が開通し、これとの違いは停留所を2〜3つほど通過するかしないかの違いだけであった。この状態は1年余り続いたが、平成14年2月に品川側と大井町側とで路線を分割し、経路を整理したことで、路線形態が分かりやすくなった。
ちなみに深夜バスは品川駅東口ではなく、天王洲橋から品川車庫経由で品川駅前(高輪口)発着となる。違いを明示するためか、方向幕や停留所にはわざと「品川駅西口」と表示している。

 分断によって本数は減らされてしまったものの、平成14年12月のりんかい線全通により品川シーサイドの駅構内に乗り入れるようになった。ここには大型スーパー「ジャスコ」も併設されており、その集客効果を当て込んだのか、近年の都営には珍しい大増便となり、分断前と同じ水準の本数まで回復した。確かに本数が増えた分だけよく利用されており、今後も大井地区の幹線として働き続けるだろう。
 この乗り入れに合わせて、品91の本数は近年まれに見る増え方をした。品91・井92への分断後は昼間15〜20分間隔だったが、それが10分間隔へと倍増した。八潮や品川から買い物・通勤需要などを見込んだのであろう。確かにこの目論見は成功したが、本数は出しすぎであったらしい。平成15年4月に再度ダイヤ改正行われて本数は減ったものの、それでもりんかい線全通前に比べると非常に便利になっている。

なぞの[品91乙]

 [品91乙]は、現在は深夜前バスが名乗っている。しかし以前は、都の公式資料によれば「国際救援センター〜八潮パークタウン 4.610km」という路線であった。S58.4.26に開設とされているが、実体は不明である。多分職員輸送のための貸切便ではないかと思われるが、なぜこのような枝系統が入り込んでいたのかは分かっていない。ちなみに書類からの消滅は、大井地区の系統整理を行った平成14年2月のことである。

さよなら、陸橋経由

  平成14年2月25日に品91が分離されたが、いつの間にか無くなっていた系統がある。それは品川車庫発品川総合福祉センター行き(始発2〜3本のみ)で、途中八潮高校から品川総合福祉センター間を北埠頭橋経由で運行していたもの。上の歴史を見ても分かる通り、開通時は本線も北埠頭橋経由だったが、後に両方向とも八潮橋経由となったのである。
 都立八潮高校停留所は、この出庫のためのポールが設置されていた。晩年は道路工事でそれも撤去され、この路線自体もひっそりと消えていった。現在は出入庫とも全て八潮橋経由で運転している。
 なお、品川総合福祉センター到着後は、引き続き大井町駅東口・品川駅東口行きとして連結運転していた。

なぞの急行

 平成14年の10月から年末まで、品川駅東口→都立八潮高校の急行が平日朝のみ運行されたが、これはりんかい線開通までの繋ぎとして、通勤の足として運行されたものである。品川駅東口の乗り場は品98の奥、キンコーズ前に臨時に作られたが、そこに貼られた時刻表は何と4分間隔での運行。しかし車内はガラガラで、開通して数日後には10分間隔に改められてちょうどいい具合という有様であった。渋谷・目黒の車輌も用いて運行していたのも面白かった。