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●西葛26

臨海支所

系統一覧

船堀駅〜行船公園〜西葛西駅〜臨海町2団地〜なぎさニュータウン〜葛西臨海公園駅 10.960km
西葛西駅→臨海町2団地→なぎさニュータウン→葛西臨海公園駅  
出入 西葛西駅〜臨海車庫

本線の始終発時刻

船堀駅発 葛西臨海公園駅発

回数・速度

  運転間隔 所要時間 表定速度
平日
土曜
休日

変遷

系統 年月日 所管 距離 概要
西葛26 H14. 4. 1 葛西 10.950km 船堀駅〜葛西臨海公園駅が開通
西葛26 H16. 4. 1 臨海 10.950km 臨海に移管、はとバスに運行を委託

路線図(H17.6末)

停留所


(H15.2.1)
船堀駅前
船堀スポーツ公園前
船堀三丁目
陣屋橋
新渡橋
宇喜田小学校前
くすのきカルチャーセンター前
行船公園前
スポーツセンター前
西葛西駅前
清新町一丁目
清新町二丁目
清新第三小学校前
陸上競技場西口
東京臨海病院前
臨海町一丁目
紅葉川高校前
| | 臨海第一保育園前
| | 中央卸売市場葛西市場前
| | 中左近橋
臨海町二丁目団地前
中左近橋
南葛西住宅前
堀江団地入口
堀江団地
南葛西小学校前
なぎさニュータウン
南葛西中学校前
コーシャハイム南葛西
南葛西第三小学校前
葛西臨海公園駅前

東京臨海病院

  平成14年4月に開院した真新しい病院、東京臨海病院。それのアクセスを狙って作られた路線である。はじめ江戸川区報で「船堀から西葛西へ、昼間運転で1日10本程度」という路線新設のアナウンスが出たときは、「船堀から西葛西ってことは、普通に新小21→西葛27→西葛20のルートを結んで、全線1時間ヘッドかな〜」と思っていたらどちらも大ハズレ。
 フタを開けてみれば船堀から西葛西までは陣屋橋・行船公園裏を、臨海病院から先はなぎさニュータウン・コーシャハイムをわざわざ経由するという、マニアもびっくりの複雑怪奇な経路。そして折返系統もふんだんに搭載と何とも興味深い系統となった。各地域からのアクセスを狙ってこんな経路にしたらしいが、そこが交通局らしいといえば、らしいところか?

 なぎさニュータウンの船堀駅方面乗り場は亀29と同じポール。葛西臨海公園駅方面から来たバスは、そのままだと直接乗り場につけられない。そのため、一旦操車所脇の交叉点まで行って右折し、操車所内を突っ切って乗り場につける。

節約!?方向幕

  開通した当初、この系統の方向幕は「西葛26 船堀駅−葛西臨海公園駅」という双方向対応式だった。学バスのような短距離路線ならともかく、方向幕の総コマ数にも余裕があり、こんな長い系統で双方向にするのは異例のことであった。しかし2ヶ月ほどで葛西営業所は方向幕を全交換することになり、結局普通の片方向になった(全部で4系統×双方向で8コマあることになる)。今では幻の方向幕となってしまったが、なぜこんな指定をしたのか真相は闇の中である。  ちなみにこの旧幕、西葛26の本数が少ないとあって、一部の車にしか追加されなかったようだ。

実は併走

 路線図だけ見ていると気づかないが、葛西24と西葛26は船堀駅となぎさニュータウンを結んでいるという共通点がある。もちろん通るところはぜんぜん異なるし、東西線の結節点からして西葛西駅と葛西駅で違う。なぎさニュータウン側から見た場合、船堀駅行きといえば葛西24のため、「船堀駅行き」だけ見て西葛26に乗る誤乗が多い。
 そのようなことが起こらないよう、西葛26のスタフ(乗務員運用表)には、なぎさニュータウンのところに葛西24の発車時刻が書いてある場合がある。葛西24と近接している場合には時間調整を行い、なぎさニュータウンから先は葛西24が先行するようにしているようだ。

陸上競技場西口

 正式名称は江戸川陸上競技場。東京スタジアムができる前はFC東京が頻繁に使用しており、またそれ以外でも大学・高校のサッカーの試合に使われることも多い、400mトラックを備えた全天候型競技場である。都営バスの最寄は陸上競技場西口ということになっているが、ここを通る西葛27は昼間しか停車しない。経路上にあるのになぜ……と思ったら、西口の停留所が船堀街道の側道にあり、本線を走っていると通過できてしまうからだ。
 以前は始発から17:00まで停車だったが、最近になって10:00〜15:00のみ停車に改められた。ちなみに並行して走る西葛26は、時間帯にかかわらず全便が停車する。通過用の音声合成コードがないから、通過しないのだという説まである。
 ちなみに深夜バスはもちろん通過するが、なぜか停留所のポールにはしっかりと記載がある。もっとも、これで困る人もいないだろうが。