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●上23←[上23]←[平23乙]←[草32]分割

青戸支所

系統一覧

平井駅〜東墨田会館〜八広2〜十間橋〜(墨田区役所→)浅草寿町〜上野松坂屋  
出入1 平井駅〜東墨田会館  
出入2 東墨田2←八広2〜押上〜浅草寿町〜上野松坂屋    
折1 平井駅〜東墨田会館〜八広2〜押上駅〜(墨田区役所→)浅草寿町〜上野松坂屋  
出入3 平井駅〜八広〜四ツ木橋〜青戸車庫
折2 平井駅〜平井操車所

本線の始終発時刻

平井駅発 上野松坂屋発

回数・速度

  折1 折2 運転間隔(平井駅〜浅草寿町) 所要時間 表定速度
平土
休日

変遷

系統 施行日 所管 距離 概要
平23乙  S50. 8. 8 江戸川 8.090/ 5.100km 草32を分割、平井駅〜八広2(←押上、押上1→)押上駅が開通
平23乙  S50.11.14 江戸川 8.090/ 5.100km 平井地区で一部経路変更?
平23乙  S52. 3.26 江戸川 11.606/ 9.406km 押上駅〜両国駅を延長
平23乙  S53.11. 1 青戸 11.606/ 9.406km 青戸支所に移管
平23乙  H 2.11. 5 青戸 12.233/ 9.433km 上37と経路振替、平井駅〜八広2〜十間橋〜浅草寿町〜上野松坂屋に変更
(十間橋通り〜押上間の経路も同時に振り替え)、同時に上37は錦37に
平23乙折  H 4. 7.21 青戸 6.328/ 5.908km 新四ツ木橋〜(墨田区役所→)浅草寿町を開設
上23折2 H13.11.30 青戸 *** 平井駅〜(墨田区役所→)浅草寿町に変更、新四つ木橋発着を廃止
上23 H13.11.30 青戸 10.913km 東墨田1〜八広2間の経路を補助120号経由に変更、
上下とも経路統一して上23に改称
上23折3 H15. 4. 1 青戸 平23の平井駅〜平井操車所短縮に伴い、平井駅〜平井操車所を開設
上23 H17. 6. 1 青戸 10.353km 橋の架け替えにより東墨田3〜平井7北公園の経路を変更
上23出入 H18. 4. 1 青戸 平井駅〜八広〜四ツ木橋〜青戸車庫を開設
上23 H19. 4. 1 青戸 10.713/10.353km 全便とも上野方面は墨田区役所を経由するよう変更
浅草寿町〜押上駅〜平井駅の折返便を上野松坂屋〜浅草寿町を延長
上23 H20. 4. 1 青戸 東墨田3〜平井7北公園を中平井橋経由に再び経路変更
上23 H24. 4. 1 青戸 押上駅経由便について、押上駅(交通広場)に乗り入れるように変更
上23折 H24. 4. 1 青戸 上野松坂屋〜押上駅(交通広場)を開設
上23折 H25. 4. 1 青戸 上野松坂屋〜押上駅(交通広場)を廃止

路線図(H19.5末)

停留所

(H15.2.1) (H12.4.1) (H1.12.1) (S50.12)
平井駅前 平井駅前 平井駅前 平井駅前
平井小学校前 平井小学校前 平井小学校前 平井六丁目
平井六丁目交番前 平井六丁目交番前 平井六丁目交番前 平井六丁目交番前
平井七丁目 平井七丁目 平井七丁目 平井七丁目
平井七丁目北公園前 平井七丁目北公園前 平井七丁目北公園前 平井七丁目北公園前
中平井 中平井 中平井 中平井
平井七丁目第三アパート前 平井七丁目第三アパート前 東墨田一丁目 東墨田一丁目
東墨田一丁目 東墨田一丁目 東墨田三丁目 東墨田三丁目
東墨田三丁目 東墨田三丁目 東墨田土手下 東墨田土手下
木下川小学校前 東墨田土手下 木下川小学校前 木下川小学校前
東墨田二丁目 木下川小学校前 東墨田二丁目 東墨田二丁目
社会福祉会館前 東墨田二丁目 木下川小学校正門入口 社会福祉会館前
八広二丁目 木下川小学校正門入口 社会福祉会館前 八広二丁目
中居堀 社会福祉会館前 八広二丁目 中居堀
文花三丁目 | | 新四ツ木橋 中居堀 文花三丁目
十間橋通り | | 八広 文花三丁目 十間橋通り
| | 十間橋 | | 八広六丁目 十間橋通り 押上三丁目
| | 押上三丁目 | | 八広四丁目 押上三丁目 押上
| | 押上一丁目 | | 八広三丁目 押上一丁目 押上一丁目
| | 押上駅前 八広二丁目 押上駅前 押上駅前
押上 中居堀 業平四丁目
業平橋 文花三丁目 横川三丁目
本所吾妻橋 十間橋通り 太平三丁目
| | 墨田区役所前 | | 十間橋 太平二丁目
リバーピア吾妻橋前 | | 押上三丁目 太平一丁目
浅草雷門 | | 押上一丁目 石原四丁目
浅草一丁目 | | 押上駅前 石原三丁目
浅草寿町 押上 石原二丁目
菊屋橋 業平橋 石原一丁目
東上野六丁目 本所吾妻橋 墨田区役所前
下谷神社前 | | 墨田区役所前 両国公会堂前
上野駅前 リバーピア吾妻橋前 両国四丁目
上野公園山下 浅草雷門 両国駅入口
上野松坂屋前 浅草一丁目 両国駅前
浅草寿町
菊屋橋
東上野六丁目
下谷神社前
上野駅前
上野公園山下
上野松坂屋前

謎の系統番号

  もとは41系統として平井駅〜押上〜東日本橋〜東京駅を結んでいた。その後短縮や分割を経て出来たのがこの平23乙である。ここで謎なのは、なぜわざわざ元から存在する平23(前ページ参照)の枝系統であるかのような番号を付けたのかである。もちろんこの2つは出自も別ならば、一緒になっていたという事実もない。路線成績も別建てであり、案内の観点からも一緒の番号というのはいただけない。唯一理由を挙げるとするならば、この名をつけた当時は所管が同じだったことであろうか。いっぺん当時の責任者に話を聞いてみたいものだ。
 開通当時は押上止まりとあまり利用価値が無かったが、2年後には両国駅まで延長、平成2年には錦37と経路を振り替える形で何と浅草・上野まで延長し、下町を横断する長い路線となった。平成13年には東墨田地区の経路を単純化するのと同時に「上23」と漢字を変更し、これで二重状態はようやく解消されたのである。

墨田区役所経由

 平成2年に墨田区役所が両国・横網から吾妻橋のそばに移転し、区役所輸送として門33折返・豊海水産埠頭〜墨田区役所が開設された。しかし2年ほどでこれは廃止され、改めて平23乙の枝線として、新四ツ木橋から八広・押上駅・本所吾妻橋・墨田区役所(新四ツ木橋発のみ)を経由して浅草寿町に至る路線が作られた。押上駅付近で通常の平23乙と経由が異なったり、新四ツ木橋を終点としたのは、既存の路線を使っても新・墨田区役所に行けない地域を解消するねらいがあったのだろう。
 この系統は「平23乙折返」と名付けられた。経路が違うが、行き先が同じ(浅草寿町行きは本家・平23乙にも存在する)という設定はやはり問題があるように感じる。それだったら現在の平23乙も同様に上野方面を全て墨田区役所経由とすれば……と思ったが、そうはならなかった。 結局平23乙折返は本数も少なく、乗客も少なかったこともあって上23の改番の際に廃止された。しかし墨田区役所経由は上23・平井駅発として存続した。通常経由の他に押上駅・墨田区役所経由が存在することになり、誤乗防止のために幕が緑色になった。ついでに番号も変えてあげればより良かったと思うのだが……。

木下川小学校

「きねがわ」と読む。かなりの難読地名である。向かいの葛飾区にも「きねがわ」の名が見えるが、あちらは「木根川」。どうやら昭和の初期に、読みにくいためか地名の漢字を変更したためらしい。本来は「きけがわ」と呼び、室町時代には「木毛河」と表記していたものの、その後「木毛川」に変化し、訛った結果現在の読み名になったらしい。
 さて、そこにある小学校が木下川小学校である。平成13年の改編で都道の開通とともに東墨田地区の経路が簡略化それ、新たに入庫用として木下川小学校行きが誕生した。またこの経路変更前は「木下川小学校正門入口」なる停留所も存在し、どんな大きな小学校かと思って行ってみると……その小学校は、児童数30人未満という墨田区でも一番小さい小学校であった。アットホームな雰囲気が売りだったらしいが、結局時代の波には逆らえず、第五吾嬬小・更正小とともに統合され、廃校となった。それでも、バス停の名称は木下川小学校として残っている。行き先にもなっているため、変更したらしたでコストが大きいためであろう。(→その後、東墨田会館に改称された)

平井操車所行き

 平成15年4月の改編で、平23が平井操車所〜平井駅を短縮するのにともなって出来た代替系統である。もっとも、平井操車所から歩いてすぐのところに平井六丁目交番停留所があるため、影響は少ないと見られたためか、必要最低限の出入庫としての本数しか走っていない。もともと上23は平井駅に到着後、平井操車所まで回送して休憩する運用が存在したが、それを営業運転させることで落ち着いたようである。