○茶81(廃止)←[46]
渋谷営業所 H11. 1.27改正
本 | 渋谷駅〜青山一丁目駅〜平河町〜九段下〜御茶ノ水駅〜順天堂病院*1 | 3.090/ 3.600km | |
出入 | 渋谷駅〜渋谷車庫*2 | 0.830km |
*1 順天堂行きは医院裏の順天堂病院入口が終点 *2 出庫は東二丁目始発
渋谷駅発 | 6:30〜21:00 | 順天堂病院発 | 7:01〜21:35 |
本 | 運転間隔 | 所要時間 | 表定速度 | |
平日 | 24回 | 朝30〜35 昼35〜55 夕45〜55 | 28〜51 | 10〜18 |
土曜 | 16回 | 40〜65 | 28〜45 | 11〜18 |
休日 | 16回 | 50〜60 | 28〜46 | 11〜18 |
系統 | 施行日 | 所管 | 距離 | 概要 |
46 | S41.11. 1 | 渋谷 | ( 8.037km) | 渋谷駅〜隼町〜御茶ノ水駅が開通 |
46 | S42. 2. 1 | 渋谷 | 8.417/ 8.837km | 御茶ノ水駅〜順天堂病院を延長 |
46 | S43. 9.27 | (青山) | 8.417/ 8.837km | 青山分車庫開設により青山に移管 |
茶81 | S52. 3. 7 | 渋谷 | 8.417/ 8.837km | 青山分車庫廃止により渋谷に移管 |
茶81 | H12.12.12 | 渋谷 | *** | 渋谷駅〜順天堂病院を廃止 |
本 | (H12.12.11) |
○ | 渋谷駅前 |
● | 渋谷二丁目 |
▼ | 青山学院前 |
● | 南青山五丁目 |
● | 表参道駅前 |
● | 北青山三丁目 |
● | 外苑前 |
● | 北青山二丁目 |
● | 青山一丁目駅前 |
● | 赤坂支所前 |
● | 豊川稲荷前 |
● | 赤坂見附 |
● | 平河町 |
● | 隼町 |
● | 麹町二丁目 |
● | 一番町 |
● | 三番町 |
● | 九段上 |
● | 九段下 |
● | 専修大学前 |
● | 神保町 |
● | 駿河台下 |
● | 御茶ノ水駅前 |
▽ | 順天堂病院入口 |
△ | 順天堂病院前 |
出 入 |
(H12.12.11) |
○ | 渋谷駅前 |
● | 並木橋 |
▽ | 渋谷車庫 |
▲ | 渋谷車庫前 |
△ | 東二丁目 |
渋谷駅から宮益坂を登り、青山通りを一直線。オシャレな青山界隈を通り抜け、青山一丁目駅を過ぎるとガラッと雰囲気が変わる。左手に赤坂御用地を見ながら進み、赤坂見附の陸橋を渡り切れば(註:渋谷駅行きは豊川稲荷停留所の位置の関係で陸橋を渡らない。)そこは平河町。そして左に135度曲がり、運転手のハンドルさばきにウットリしながら国立劇場の裏手・隼町へ。そこは一変して片側一車線の道である。標高32mの麹町二丁目から急坂を下り一番町(標高21m)、再び三番町へと坂を駆け上がれば靖国神社の前・九段上。今度は九段坂を下り神保町を突き抜け、書泉や三省堂を右に見つつ駿河台下で左折、坂を上り切るとそこは御茶ノ水駅。バスはさらに1つ足を延ばして、順天堂医院の裏が終点である。
……とこのように、都心部有数の面白い路線であった。しかし、地下鉄半蔵門線の開通・延伸、特に平成元年1月の半蔵門〜三越前延伸は、ほぼ真上を走るこの系統に大打撃を与えた。平成5年度の収支係数は218と墨38・新小24に次ぐ都区部ワースト3の大赤字。平日の運行回数を見ても、昭和60年の81回が昭和63年3月に68回、平成2年3月に47回と一気に3割減、平成6年3月に45回、平成7年11月に27回と30回ラインを割り、最後の平成11年改正では上の欄の通り。青山通り・靖国通りと渋滞のメッカを通過しているのも痛かったのだろう、結局、大江戸線全通改編で、便乗と言われつつも全線が廃止された。
今でも豊川稲荷や青山一丁目駅など、茶81の通っていた青山通り上には渋谷駅方面のみ「降車専用」としてバス停が残っている。何の降車専用なんだろうと思いきや、実は劇場バスのためのもの(→臨時・その他参照)。経路上の各停留所に停車するため、廃止された後も劇場専用として残っている。