都営バス資料館

低床-低床バス運用系統の変遷

平成3年に都市型超低床バスが登場して以来、運行系統や運用ダイヤは厳格に決まっていた。同じ営業所にリフト付超低床バス、ノンステップバスが入った場合でも、系統ごとにどの車種を運行するかは原則として決まっており、それ以外の系統に入ることはまずなかったと言ってよい。大江戸線改編の後、平成13年にH代ノンステップが大量導入されるまではこの決まりは守られていた。
ここでは、時代ごとにどの系統に低床が指定されていたかの表を示す。都バス路線案内・みんくるガイドにはその当時の運用系統の一覧が載っており、それを整理した表となる。
なお、元表では一時期[黒77](目黒駅~千駄ヶ谷駅)にスロープ付きバスの運行があることになっていたが、そもそも在籍がなかったため誤記だろう。その他、明らかな脱落、誤記は修正している。
ス=スロープ付きバス(W代の都市型超低床バス)、リ…リフト付きバス(X~C代のリフト付き超低床/らくらくステップバス)、ノ…ノンステップバスを示す。
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平成13年のH代導入以後は、表はリフト・ノンステップ・スロープと3種類に分かれていたが、実際は車種に関係なく運行に入ることが多かった。例えば、[反96]は「ノンステップ」のみ印がついているが、実際はリフト付きバスが入る機会もあった。また、表以外の系統にノンステップが運用される機会も多くなっている。

平成16年度以降は、ノンステップ指定のない系統のほうが少数派となったため、その系統のみを示す。ただし、実際はこれらの系統にもノンステップが入る機会は多く、入る機会がまずない系統は中型車指定系統などに限られていた。
平成22年度のみんくるガイドからはノンステップ指定の欄自体が消滅した。もはやノンステップバスが入らない系統は存在しなくなったということだろう。ツーステップ限定として最後まで残っていたのは早朝運用を除く[市01]だが、平成23年12月までに後継のノンステップバスに置き換えられた。

平成16年4月現在
(品川)直行01、市01、反90、田92、浜95、反96折返、品96、品98、井98、田99
(港南)品99
(小滝橋)学02
(練馬)学05
(大塚)都02乙
(北)王40乙、王40丙、王41、王45、王46、王55
(千住)有30、草41
(南千住)南千40
(江東)東20、東22乙
(臨海)AL01、亀26
(江戸川)FL01
(深川)豊洲01、急行05、木11乙、錦18

平成17年4月現在
(品川)直行01、市01、反90、田92、浜95、反96折返、品96、品98、井98
(港南)品99、田99
(小滝橋)学02
(練馬)学05
(大塚)都02乙
(北)王40乙、王40丙、王41、王45、王46、王55
(千住)草41
(南千住)南千40
(江東)東22乙
(臨海)東20
(江戸川)FL01
(深川)豊洲01、急行05、木11乙、錦18

平成18年4月現在
(品川)直行01、市01、波01、反90、田92、浜95、反96折返、品96、品98、井98
(港南)品99、田99
(小滝橋)学02
(練馬)学05
(大塚)都02乙
(北)王40乙、王40丙、王41、王45、王46
(千住)草41
(南千住)南千47
(江東)急行05、錦18、東22乙
(臨海)東20
(江戸川)FL01
(深川)豊洲01、波01、木11乙

平成19年4月現在
(品川)直行01、市01、波01、井98
(港南)品98
(小滝橋)学02
(練馬)学05
(大塚)都02乙
(北)王40丙、王46
(千住)草41
(南千住)南千47
(江東)急行05、錦18、陽20、東22乙
(臨海)東20
(江戸川)FL01
(深川)豊洲01、波01、木11乙

平成20年4月現在
(品川)市01、品98
(港南)井98
(小滝橋)学02
(練馬)学05
(大塚)都02乙
(巣鴨)王46、里48
(北)王40丙
(千住)草41
(南千住)南千47
(江東)急行05、錦18、陽20
(臨海)東20、東20乙
(深川)豊洲01、木11乙

平成21年4月現在
(品川)市01、波01?、品98
(港南)井98
(小滝橋)学02
(練馬)学05
(大塚)都02乙
(北)王40丙
(江東)急行05、錦18、陽20
(臨海)木11乙、東20乙
(深川)豊洲01、波01?

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