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巣鴨営業所

系統一覧

本線の始終発時刻

回数・速度

変遷

（御茶ノ水駅付近で、始めは確かに東京駅行きは神田明神経由で御茶ノ水駅を経由せず、また御茶ノ水駅行きは現在とは廻る方向が逆で順天堂病院先回りだったことが確認されているが、現在のように御茶ノ水駅を経由するようになった正確な日付は今の所不明。）

路線図(H19.5末)

停留所

放置プレイ実施中

　都電代替系統。始めは王子駅〜東京駅という長い路線だったが、じきに２つに分割された。一時期は隆盛を誇り、15年前は甲・乙の両方とも運行回数100回弱、特に２つが重なる御茶ノ水駅〜駒込駅間は197回という現在の都01と同じくらいの本数が運行されていた。今ではとても信じられない話である。
　しかし南北線が開通したころからだんだん雲行きが怪しくなり始める。東京駅側の甲はダイヤ改正の度に本数が減らされ（日本橋〜須田町間の渋滞も響いたのだろう）、乙は南北線と特に並行する王子駅〜駒込駅間で減らされ、御茶ノ水駅〜駒込駅の折り返しが多くなっていった。それでも大江戸線が開業するまでは何とか勢いを保っていたのだが、改編で２系統の末端部を廃止し統合して、御茶ノ水駅〜駒込駅に短縮されてしまったうえにまたまた大減便。
　今度のダイヤ改正でついに平日昼間は30分間隔になってしまった。今や本数は15年前の1/3しかなく、まれに新型のノンステが来ることもあるものの、基本的には古い車での運行が多い。これこそ真の「放置プレイ」？

お願いだから、元に戻して

　北区議会が再三にわたって東京都に陳情している内容、それは茶51の駒込〜王子間復活である。
　どうして北区が茶51延長を願うのか。それは南北線開通で茶51が短縮されたために、北区の滝野川地区から北区役所に行くことが不便になったと言う区民の声から来ており、また高齢者福祉の点からも、バス路線の復活に対して根強い要望があるのも事実で、区議会便りでもこの話題にふれることが多い。
　元々、南北線の駒込−王子間には西ヶ原しか駅がなく、駅間も長いため並行して走るバスが便利だったため、短縮前では１時間に２〜３本しかない状態でも利用客がそれなりにあった。そこを大江戸線全線開通という名目で、全く関係ない区間であるこの区間を一緒に廃止してしまったために、区および議会は東京都にたびたび陳情しているようだ。

外神田二丁目

　ここで降りれば、秋葉原の電気街は目と鼻の先。本当なら甲系統の通っていた万世橋停留所が最寄りなのだが、廃止されてしまった今ではこの停留所が最寄りである。今でも本郷・本駒込から意外に不便な秋葉原への足として、一部で重要な地位を確保している。しかし、この区間はループとなっていて、帰りに外神田二丁目から乗ったとしても、次の御茶ノ水駅で全員降ろされてしまう。帰りは御茶ノ水駅まで坂を登ってから乗らなければいけないので、通し乗車を可能にしてくれればありがたいのだが。

巣鴨営業所の日野車

　いすゞ車だらけの巣鴨営業所に、平成６年に一時期だけ日野車(Ｎ代)が配属されていた時期があった。これは車両数調整のために転入してきたもので、予備車的かつ虎の子の存在であった。そのため普段はほとんど走らない日野車だが、毎日のように走った時期があった。それは平成６年７月１日に行われた茶51東京駅八重洲口→北口への終点変更で、７月１日近くになると方向幕交換車も多くなり、東京駅八重洲口というコマを収録していた車両が少なくなったため、方向幕を交換していなかった日野車の出番となった。
　今は当たり前のように走っている巣鴨営業所の日野車であるが、以前に日野車が配属されていたと考えると、呼び水であったような不思議な縁である。