○304
杉並営業所
本 | 清水操車所〜荻窪駅〜杉並車庫〜新宿駅西口〜四谷見附〜日比谷〜銀座4〜晴海埠頭 | 20.603km | |
折 | 清水操車所〜荻窪駅〜杉並車庫〜新宿駅西口 | 9.176km |
系統 | 施行日 | 所管 | 距離 | 概要 |
202 | S23.12.26 | 小滝橋 | 15.972km | 荻窪駅〜築地が開通(日祝年末年始に運転) |
304 | S25.12. 1 | 堀ノ内 | 15.972km | 通年運転とし304系統とする |
304 | S26. 5. 1 | 堀ノ内 | 17.013km | 築地〜月島8(現勝どき2)を延長 |
304 | S32. 4.15 | 堀ノ内 | 17.603km | 月島8〜晴海埠頭前(現晴海3)を延長 |
304甲 | S34.11. 1 | 堀ノ内 | 18.103km | 四面道〜荻窪駅を延長 |
304乙 | S34.11. 1 | 堀ノ内 | 23.603km | 東伏見操車場〜北裏〜荻窪駅〜晴海埠頭前が開通、乙とする |
304甲 | S37. 7.15 | 堀ノ内 | 18.703km | 晴海埠頭前〜晴海貿易センター(現ほっとプラザはるみ入口)を延長 |
304乙 | S37. 7.15 | 堀ノ内 | 24.203km | 同上 |
304甲 | S39.10.10 | 堀ノ内 | 19.403km | 貿易センター〜晴海埠頭終点(現晴海埠頭)を延長 |
304乙 | S39.10.10 | 堀ノ内 | 24.903km | 同上 |
304甲 | S40. 6.10 | 堀ノ内 | 20.603km | 四面道〜沓掛町(現清水操車所)を延長 |
304 | S41. 4.20 | 堀ノ内 | 20.603km | 甲乙を統合、沓掛町〜晴海埠頭に短縮 |
304折 | S41. 4.20 | 堀ノ内 | 9.176km | 沓掛町〜新宿駅西口を開設 |
304 | S41.11.30 | 杉並 | 20.603km | 堀ノ内営業所の杉並営業所への移転改称に伴い、杉並に移管 |
304 | S45. 3.27 | 杉並 | *** | 清水操車所-晴海埠頭を廃止 |
清水操車所(現清水二丁目付近)を起点とし、四面道から青梅街道に入り、新宿・四谷・日比谷・銀座を貫通して晴海埠頭まで達していた非常に長い系統。一時期はその先、東伏見操車場からはるばるやって来る系統も存在した。新宿駅西口から外側の青梅街道は一応都営バスのエリアということになっており、これを拡大解釈して?単独で運行できた、と言えなくもない。これと兄弟ともいえる系統として300(東75)系統が存在した。こちらも清水・東伏見の両方の始発が存在し、日比谷まで同一経路でそこから東京駅南口へと向かう路線ということでほとんど違いはないのであるが、なぜこの2つの系統の番号を分けたのかは謎である。出自が違う、からだろうか……。
見ておわかりの通り、丸ノ内線の西半分の役割を持つ路線であった。しかし昭和37年に丸の内線・荻窪線が全通、輸送力の強化が行なわれていくにしたがって地上交通は衰えていく。昭和41年には300系統と同時に東伏見〜四面道間の路線が廃止され、清水操車所発のみとなる。そして昭和45年、都電12系統(新宿〜岩本町→秋72)がバス代替されるのに伴い廃止された。既に、新宿駅〜晴海埠頭間は都電11系統(→都03)がバス代替されており、輸送力が足りていたのも大きかったのかもしれない。